
放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は31日、ペットビジネスを特集した日本テレビの報道番組「news ever.サタデー」について「事実を正確に伝えず、公正性が損なわれた。報道機関の社会的使命に背く行為で放送倫理に違反する」とした意見書を公表した。
日テレは「真相報道バンキシャ!」で虚偽証言を放送し、同委員会から2009年に勧告を受けており、意見書は「再発防止の取り組みが実を結んでいない」と批判した。
番組は1月8日に放送された、ペットサロンやペット保険を扱う会社を紹介した特集。会社の社員と知りながら一般の利用客として放送し、出演した社員がそのサービスを称賛するコメントをした。制作を手掛けたのは、外部の制作会社から派遣されたディレクターだったという。
川端和治委員長は会見で「真実に迫るための最善の努力が制作現場に足りなかった上、報道の倫理を身につける有効な教育がなされていなかった」と指摘した。
日テレは「意見書を真摯に受け止め、取材や番組制作におけるチェック体制の一層の強化や、放送倫理向上のための研修拡充などに迅速に取り組んでいく」とのコメントを出した。
BPOが日テレ番組を批判「社会的使命に背く行為」 スポニチ Sponichi Annex
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