今回は松野さんからエレアト製の原理基板のアップデートの依頼を頂きましたので、記録記事として掲載したいと思います。

 

エレクトロアート製、DSD原理基板が完成しました♪ | boketinn1のブログ (ameblo.jp)

 

こちらを最初に製作したのは約5年くらい前になります。

製作後に時々聴く感じで愛用していたのですが、当時松野さんから手持ちのDACで譲っても良いのはありますか?

 

問い合わせを頂いて、こちらの完成品をお譲りさせて頂いてから松野さんのサブシステムで愛用頂き、その後1度アップグレードをしました。

 

 

そして、今回は2度目のアップデートになります。

 

今回2度目のアップデートをするきっかけになったのは、ケンさんのご厚意によりケンさんの手持ちのエレアト製のP2Dとエレアト社製の原理基板の生基板をお譲り頂ける事になりました。

左が松野さんが愛用されている旧基板で、右側の方が新P2Dが出たタイミングで配布された、新しいバージョンの原理基板です。

見た目的には結構変更がありそうなのですが、実際はICの変更と僅かな変更以外は殆ど旧原理基板と一緒でした。

 

ケンさんがP2Dをお譲り頂くタイミングでこちらの新基板も要らなくなる、

という事でこちらはサービスで頂きました♪

そして、折角なのでフィルターに使用するチップ抵抗を、以前のはパナソニック社製だった物を高品質、高性能なYAGEO社製のチップ抵抗で部品を入手した為、折角なので松野さんの方の原理基板のアップデートも一緒にどうですか?

とお話をして、アップデートする事になりました。

 

 

私の方の新原理基板の製作は後にして、最初に松野さんからお預かりしている原理基板を先に仕上げていきました。

 

そして、2個目のアップデートがこちらのI/V回路の±15V電源に使用するケーブルをシールド入りにして片方はACインレットのアースに、端末側はケースに落とす作業を行いました。

 

 

後はエレアトの原理基板のDC5Vの電源ですが、こちらをタップを変更して電圧を上げてスイッチング式のレギュレーターを使って電源の強化を松野さんにオススメさせて頂いて、OKが出ましたのでこちらのアップデートも行わせて頂きました。

 

 

スイッチング式のレギュレーターはROHM社製の製品です。

 

DC5Vで稼働する際、AC5Vくらいのトランスを採用すると、トランスはAC5Vから0V、-5V、これを関東ですので1分間に50回繰り返します。

今回はトランスが最大で6.3VでWトランスですので12.6V、整流するとDC18Vくらいが発生します。

そして、スイッチングのレギュレーターはDC7Vまで稼働出来る仕様ですので、安定して電源を供給出来る時間が圧倒的に増えます。

 

 

半田の箇所なども折角の機会ですので確認させて頂いて、気になる所は再半田をしました。

 

 

こちらは±15V電源の上流側の施工後のアップです。

 

 

動作確認は中華製のSDトラポで問題無く稼働する事を確認して松野さんに納品させて頂きました。

 

あと自分の方のエレアト製の新原理基板は動作確認が無事に終わって、後はこれからケーシングをしていきたいと思います。