こんばんは(^^)

今年も残すところあと少しですが、何とか年内にサブのP2Dを完成することが出来ましたので、早速アップしたいと思います。

P2Dって聞いて、製作されたり使われたことがある方にはすぐにご理解頂ける品なのですが、簡単にご説明しますと、サンプリングレートコンバーターとPCM~DSDに変換したり、逆にダウンコンバートすることも可能な機器となります。

DSD音源は、今までにオーディオマニアのご友人宅で何度か拝聴させて頂いたことがありましたが、アナログに近く、柔らかな音の傾向があると感じましたが、ロックやヘビメタを中心に聴く私としては、PCMの方が好みで、ずっとPCMで聴いていました。
しかし、旭化成製のAK4137の登場によりまして、DSDでも滑らかな音と共に、しっかりと出るべき硬質な音も出てくれるようになりましたので、後にエールのメインシステムにも近日中に導入すべく、現在作業を進めています。

メインで組むのも同じ旭化成のAK4137を採用したヤナさんのP2Dですが、電源をマイコンとP2Dで分離していますので、どうしても大きくなって持ち運びはそこまで容易では無くなってしまいます・・・

そして、時々チェックしているヤフオクにて、AK4137を採用したP2Dを出品されている方がいまして、そちらを入手して、自分でケーシングすることにしました。

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ヤナさんのP2DはI2Sの入出力のみですが、こちらはプラス、SPDIF入力まで備わっています。
ただ、44.1ベースのアップサンプリングのみで、映像系の48KHzのアップサンプリングを使う際には、若干不利になると思いますが、オーディオではほとんどが44.1KHzベースでアップサンプリングしますので、私的にはこれで十分と感じています。

I2S入出力はRJ45と、出力のみがHDMIが搭載されていますが、DSD信号のLとRが逆に出力されているみたいで、そのあたりがDACの設定か、出力ケーブルの左右を入れ替える必要が出て、若干使い勝手が悪い部分と思います・・・

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オークションでは、\5,000円くらいでケースも購入できましたが、今回は電源も全て一緒にケーシングしたかったので、1から作ることにしました。

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早速完成時の状態です。
クロック系は標準で良質なレギュレーターが搭載されているみたいです。

後はメインのAK4137を駆動する電源とマイコン部の電源が3.3Vで独立しているみたいですので、こちらの2種はスイッチング電源からDC5Vを作り出して、秋月のローノイズレギュレーターを2個使って各電源を供給しました。
一番長い方向で240mmで、高さが40mmちょいのタカチ製のケースで、今回もこの省スペースに詰め込むのにとても苦労しました(^^)

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次に正面です。

右から電源SW、次にI2SとSPDIFの切り替えSW、次にDopのONとOFFの切り替えSWです。

次にI2Sは右から受信、左が出力です。

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左側面はP2Dの出力の選択が出来ます。

44.1KHzの、左から1倍、2倍、4倍、8倍、DSDの1倍、2倍、4倍のアップサンプリングがディップSWで選択可能です。

LEDランプでI2SとSPDIFの切り替えとDopのON、OFFが確認出来るようになっています。

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裏側がACインレットです。

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最後に右側面がサーキットプロテクターになります。
とりあえずアップサンプリングのみの確認で無事動作しました。
I2S入力搭載のステレオDACにはすぐに使えて、視聴会やサブシステムで今後活躍して貰おうと思っています。
モノラルDACを使用の時はI2Sを2本出し出来るジッタークリーナーを挟んであげれば使えますし、特にサブ機の製作は大変ですが小型に製作すると持ち運びの面でもとても便利に使えると思います(^^)