こんばんは(^^)

最近は視聴会記事が続いていましたが、久しぶりにオーディオ関係の記事となります。

PCオーディオをされている方の中で知らない方はいないのでは?
というくらいに有名な、エレクトロアート


こちらで販売されているD/DコンのUSB DUAL AUDIO基板 Version2をメインのMAC PROに使っていまして、我が家はDEQXにデジタル信号で入れてしまうので、D/Dコン+DACはあまり活用する用途が無いかな?
と思って作る予定は無かったのですが、ケンさん、takeさんがエレアトのD/Dコン+DACを作成されて自邸で視聴させて頂いた時に、使い勝手も良く、音も大変素晴らしかったので、それではサブシステムとして、メインの機器が故障や改造作業をする時のサブ機としても良いかな?
と思い、私も作成することにしました(^^)

今回D/DコンはUSDA_MINI基板


そして、DACはページの下にあります、DSD1794A差動出力完成基板を使いました。
両方共完成基板で、あと今回のD/DコンはSPDIF基板は自作することになっていますので、そちらを作って、電源をD/Dコンで+5Vの1系統、DACは+5Vを2系統と±15Vを1系統を導入します。
今回は全ての電源をセパレートして、アナログ部とデジタル部の干渉を完全に無くして、ケースは大変大きくなってしまいましたが音質重視で作成、お陰でモバイル的な用途には不向きになってしまいましたが、音重視で時間をかけて作成しました♪

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まずは電源をケースに搭載しました。
ACインレットからサーキットプロテクターで保護回路を設けて、その後にSICダイオードで整流してDC140Vを作成します。

まずは低圧、小容量のトランスで変圧してからテストして、動作確認後にAC100Vを入れて、テスターにはDC145Vが出てきています(^^)

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次にいつものCOSEL製のスイッチング電源を改造して、電解コンや保護用のダイオードをSICに交換しました。

こちらにDC140Vを入れて変圧することでスイッチングノイズを出さずに変圧だけをしていきます、電圧も問題なく出ていますので、次に進みます(^^)

ケースの右側の方にエレアトのD/DコンとSPIDF用の基板、その横には秋月電子のローノイズタイプの1Aまで、電圧を自由に替えられるレギュレーターを2個搭載します。

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まず、D/Dコンの動作は3.3Vが主になりますので、5Vを入れて、レギュレーターで3.3Vに落としたのをさらにD/Dコン基板に搭載されていた三端子レギュレーターを撤去して、秋月製のTPS4700使用 超ローノイズ・プログラマブル可変電源キット


を使って3.3Vにします。

次に、DACの方ですが、I2Sのアイソレーション部で使用する3.3Vの電源と思いますが、こちらもレギュレーターを使って低ノイズで変圧をしていきます。

あとAC入力、DC入力、変圧後の各箇所にアモビーズを使って、デジタル信号部にはフェライトコアを搭載して、こちらもノイズ対策を施しました。

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こちらが搭載後の内部です。

電圧確認もしっかりと出来て、特に難しい手順は、基板的には完成品で無いのですが、ケースの加工が大変ですね~(^^)

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そして、こちらがフロントパネルです。

左がサーキットプロテクター、D/DコンのUSB-Bの入力、隣はD/DコンからのI2S接続基板、まだD/Dコンと未接続ですが、後になるべく短距離でDACのI2Sに両方接続出来るようにしたいと思っています。

今回もパネルの開口加工をオーディオブログの大御所のmilonさんに行って頂きました(^^)

milonさんはプライベートクラフトマンで、マシニングに旋盤を使いこなされて凄テクで綺麗に加工をして頂けて、いつもお世話になっています。

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そして、リアパネルです。

こちらはACインレット部と3Pコンセント部の加工をして頂きました。
何故コンセントが付いてるかと言いますと、折角良質なDC140Vを作ってますので、ノートPCのスイッチング電源や液晶画面を搭載しているiMacなどのデスクトップPCくらいでしたら電力的に300Wまでありますので、これ1台でデジタル系を全て良質な電源で駆動しよう、ということで考えてみました。
お陰でとても大きなケースになりましたが、使い勝手は抜群に良いと思います(^^)

こちらもドンピシャに綺麗にmilonさんに加工を頂きまして、仕上りにも大満足です。

左側はエレアトのDACのアナログ出力です。
バランスとアンバランスをズレないように穴加工するのがボール盤も無くて、慎重に行いましたが、若干のズレはありますが、こちらも何とか出来ました。

その下がD/DコンからのSPDIF出力でBNCを搭載しています。

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基板の配置など、材料は1ヶ月くらい前から揃っていたのですあ、慎重に頭でシュミレーションして作ったので、穴あけミスは下部のM4の穴を多く開口してしまいましたが、それ以外はミス無く完成です。

試験視聴は先日takeさんから頂いたフルレンジとおまけデジアンの改造品、PCはWINDOWSで行っています。
まだSPDIFは確認出来ていませんがDACからはしっかりと音が出てきてくれています。

普段メイン音源のMAC PROでは音質重視でネットも繋げていないのでYou Tubeも観れないのですが、折角ですのでYou Tube音源を中心に聴いています。

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サブシステムではありますが、takeさんのフルレンジ+エンクロージャーの完成度が高いですのでこれで十二分に楽しめて、大好きなハードロックも楽しく堪能できます(^^)

今回完成したD/Dコン+DACは今後の視聴会できっと大活躍してくれると思います。

milonさん、このたびはお忙しいところマシニング加工を頂きまして、有難うございました(^^)