ロシア娘の "I wish the forces for you." | Bokensdorfのブログ

Bokensdorfのブログ

国際結婚から考えた「隠れた構造・隠れた文化」について
加えて「世の中の仕組みは実はこうなっている」について書きます


思考と言語は関係するか?

という話題を何度もしましたが

言語学を少しでも知っている方なら

「サピア=ウォーフの仮説」

というのを知っていると思います。


わたしは言語学をまったく知らない時に
「思考は言語に支配される」
ことを経験し、
あとからこの仮説の存在を知りました。

世の中の言語学の趨勢は
この仮説に否定的らしいです
残念な事です

言語学者にはバイリンガルが少ないのだと思います

わたしの周囲には
言語によって考え方が変わる
人格が変わる
自分が二人いるような気持ちになる
という人が複数います

何故か、

全員女性です


わたしの妹はこう言いました(ドイツ人です)
【英語で喋っている時は】
"My brain says YES but my heart says NO."(と思うときがよくある)

もう一人の妹はこう言いました(ドイツ人です)
『バイリンガルとかトリリンガルというのはその言語が話される社会の枠組み
 の中での思考方法によって自分が考え話す内容に自分自身が違和感を持たなく
 なったときのことを意味するのであって、
 単にその言葉が流暢に話せることではないと思う。』

二人とも、ドイツ語・英語・フランス語を流暢に話します。


他にも、そういう事を言う人は何人もいますが
長くなるので割愛。


他方、

「自分の信念や根本的な価値観が言語で変わるはずが無い」

と、強弁する人もよくいます。

必ず、男性です。

トリリンガルの人も、男性の場合はそう言います。

-------------------------------------------------

話が長くなりそうなので端折りますが

短く言うと、
わたしは「言語によって根本的な価値観まで一切合切ががらりと変わる」
です。
「サピア=ウォーフの仮説」 の信奉者です
むしろ、もっと極端派です


しかるに、「サピア=ウォーフの仮説」を全否定する
論を展開した私の知る限りもっとも急先鋒の論者はこの人です。


言語を生みだす本能〈上〉
スティーブン ピンカー

¥1,344
Amazon.co.jp

言語を生みだす本能〈下〉
スティーブン ピンカー

¥1,344
Amazon.co.jp


スティーブン・ピンカー (Steven Arthur Pinker, 1954年9月18日 生まれ)

ああ、長くなった・・・

続きは明日。



【続く】

この人は明日登場します
$Bokensdorfのブログ
昨日は徹夜したので2ブログ休みました





ブログパーツ