8. 日本の病院/ 説明のできない日本人 | Bokensdorfのブログ

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国際結婚から考えた「隠れた構造・隠れた文化」について
加えて「世の中の仕組みは実はこうなっている」について書きます

■ 説明のできない日本人

できない、と書くのは言い過ぎなのかもしれませんが
日本人は説明をしません。

なぜなのか、といつも考えます。

・考えていないから
・質問しないから
・気にしないから


それともなんなのでしょう。

それで、
たまに質問すると、
説明になっていない説明をしてそれをもう少し問いただすと、
突然忙しい素振りを始めてしまいます。
(何かにとりかかったり、事務所のウラへ走っていったり・・・)

ときには「変な人につかまってしまった」という表情もします。


以前、商品券を買うときクレジットカードで払おうとしましたら
カードではだめです、と言われました。

「あれ、どうして?」と聞くと

「商品券はお金と同じなので、カードでお金は買えないんです」

よくわからない・・・

「現金ならお金を買えるの?」

お店の人は急に忙しくなってどこかに行ってしまいました。


家内は流産しました。
入院して手術に50 万円かかりました。
日本では出産もそうですが、流産の入院も健康保険が効きません。
週数が経過していたので自治体から出産と同じ補助が出ると思い(助産費のこと)
役場からもらった書類を病院に出しました。

数日たって、病院からだめだとの返事がありました。

なぜなのか聞こうとして私が電話すると、
担当医は忙しいそうで
「事務窓口に説明してあるからそこで聞いてください」
という伝言を看護婦からもらいました。

事務に電話。

事務の人は要領を得ない説明をしたあと、
(本人も何を言っているのか分かっていないと思う)
この一言。

「普通、日本人はそういうことを聞きませんけどねぇ。」

「私は日本人です」
「あ、いや・・・」


もう一度先生を探してもらって、先生に説明を聞きました。
英語のできるほうの先生です。
今度は言っている事が分かりました。
もともと、子供が体内に居なかったんだとのこと。


最初の検診のとき、そんな説明は聞いていない。。。
(この事のほうがもっとショック)


初めから胎児がいなかったのです。

聖路加病院の最初に診察した医者はその事を説明せず、
飛行機に乗っても良いと言ったのは何故なんでしょうか。
飛行機の中で流産が始まったら命にかかわることだったはず。

家内はこの件でひどい鬱状態になり日本から出たいと言いました。


【続く】



 横浜市都筑区 2011.12.15
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