備忘録                             このブログは転載自由です
2014年以降、ウクライナ国内のロシア人1万数千人を無差別に虐殺したウクライナも悪いが、ウクライナも含めた周辺国のロシアへの恐怖を解消しなかったロシアも悪い。しかし、最も悪いのは2014年に「クーデター」でロシア人大統領を失脚させた米国のネオコンと軍産複合体。即時停戦を!!
神ならぬ人間の言説は全て暫定的なもの従って、随時更新しなければならないので永遠に工事中!
(2023年12月5日) 

 

 

「Nathalie Cardone」は、登録者数 11.7万人のチャンネル


Nathalie Cardone - Hasta siempre (Official Video HD)


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★★日本のテレビが絶対に放送しない動画 

 

★「ウクライナ」(17)  松里公孝・東京大学法学部教授 2022.7.4

 

偽装の民主国家である日本では、一度も現地で調査したことがない自称の「専門家」が見てきたようなウソをテレビや新聞で垂れ流している。そのため日本では、ロシアにとっては「主権を守る戦い」=「生きるか死ぬかの戦い」である反NATO戦争=ウクライナ戦争を、単なる領土獲得の侵略戦争や、プーチンの奇妙な歴史観や民族観が原因の戦争として描いているので、世界は毎日一歩づつ、核戦争に接近している!!

 

「jnpc」は、チャンネル登録者数 13.1万人

「ウクライナ」(17)  松里公孝・東京大学法学部教授 2022.7.4

2022/07/04

 

ウクライナ史、ロシア史を専門とする松里公孝教授が、ロシア・ウクライナ戦争の端緒を「ウクライナからのドンバスの分離紛争」ととらえる視点から、旧ソ連の解体過程を踏まえて解説した。
司会 出川展恒 日本記者クラブ企画委員(NHK)

 

松里 公孝 (著) ウクライナ動乱 ――ソ連解体から露ウ戦争まで (ちくま新書 1739) 新書 – 2023/7/6 
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E5%8B%95%E4%B9%B1-%E2%80%95%E2%80%95%E3%82%BD%E9%80%A3%E8%A7%A3%E4%BD%93%E3%81%8B%E3%82%89%E9%9C%B2%E3%82%A6%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%81%BE%E3%81%A7-%E3%81%A1%E3%81%8F%E3%81%BE%E6%96%B0%E6%9B%B8-%EF%BC%91%EF%BC%97%EF%BC%93%EF%BC%99-%E6%9D%BE%E9%87%8C-%E5%85%AC%E5%AD%9D/dp/4480075704

 

冷戦終了後、ユーラシア世界はいったん安定したというイメージは誤りだ。ソ連末期以来の社会変動が続いてきた結果としていまのウクライナ情勢がある。世界的に有名なウクライナ研究者が、命がけの現地調査と100人を超える政治家・活動家へのインタビューに基づき、ウクライナ、クリミア、ドンバスの現代史を深層分析。

「ソ連継承国の多くは、一九九〇年の経済水準を回復していない。……貧困の問題が直視されない代わりに、親露派対親欧米派という二項対立が、現地について何も知らなくても現地情勢を説明できてしまう魔法の杖のように振られる。これは、現地に対するバイアスである」(本文より)

【目次】
はじめに

第一章 ソ連末期から継続する社会変動
1 非工業化
2 分離紛争
3 安全保障

第二章 ユーロマイダン革命とその後
1 ユーロマイダン革命の見方
2 ウクライナ内政の地政学化
3 ユーロマイダン革命
4 失敗した沈静化の試み
5 ユーロマイダン後のウクライナ政治

第三章 「クリミアの春」とその後
1 二〇〇九年以前のクリミア
2 マケドニア人支配下のクリミア(二〇〇九―二〇一四年)
3 ユーロマイダン革命とクリミア
4 ロシア支配下のクリミア(二〇一四―二〇二二年)

第四章 ドンバス戦争
1 ドネツク州の起源
2 ソ連解体後のドネツク・エリートの苦闘
3 オレンジ革命と地域党恩顧体制の完成
4 ユーロマイダン革命とドンバス革命
5 平和でも戦争でもなく

第五章 ドネツク人民共和国
1 先行する分離運動
2 建国期の試練
3 二〇一四年八月のドネツク(リアルタイム)
4 小康期の人民共和国(二〇一五―二〇一七年)
5 活動家群像
6 経済封鎖以後(二〇一八―二〇二二年)

第六章 ミンスク合意から露ウ戦争へ
1 分離紛争解決の五つの処方箋
2 ゼレンスキー政権の再征服政策
3 奇妙な宣戦布告
4 体制変更戦争
5 領土獲得戦争へ

終章 ウクライナ国家の統一と分裂

あとがき
参考文献
人名索引

 


★★ウクライナ、交渉による戦争終結を望む世論が半数に

 

ニューズウイーク:2023年12月5日(火)
ウクライナ、交渉による戦争終結を望む世論が半数に
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/12/post-103174.php
ブレンダン・コール


<以下略>

 

<コメント>

 

この記事では、ロシアの独立系調査団体「ロシア・フィールド」が実施した世論調査で、ロシア国民のほぼ半数(48%)が和平交渉を望んでいることが判明したとし、和平交渉を支持する人はウクライナ側だけでなく、ロシア側でも過半数と報じている。

 

しかし、「ロシア・フィールド」が実施した世論調査では、単に「戦争を終わらせるための和平交渉を望んでいるか?」と質問したのではなく、「プーチン大統領が仮に明日、和平協定に署名すれば支持するか」と質問した。


そのため、単に和平を支持する人々だけでなく、プーチンの政策なら何でも支持する熱烈なプーチン支持者も含めた48%。もし、単に和平の是非を質問していたら、もっと少ない可能性が高いから、44%というウクライナ側の調査結果とは比べられない。しかし、時が経過すればするほど、犠牲者は増えるので、ロシアでも、停戦と和平交渉を望む人は増えるだろう。

 

 

★★米国若者・Z世代の7割が「社会主義」支持!!

 

★蘇るマルクス!!

★社会主義に否定的な日本は、世界から何周も遅れている!!

 

アメリカ民主社会主義者 - Wikipedia

 

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【米国若者 7割が「社会主義」推し】原爆投下を反省するZ世代/アメリカが

「世界の警察」を辞めた歴史的考察/「弱いアメリカ」は中露とどう向き合うか

/資本主義と社会主義の人気が拮抗  2023/09/25
<目次>
00:00 ダイジェスト
02:08 『Z世代のアメリカ』:本の反響
10:30 2つの例外主義
13:10 国を超えた人権意識
17:19 アメリカに関する2つの疑問
22:52 変化するアメリカの原爆への意識
28:57 「弱いアメリカ」の未来
33:45 日本はどうするべきか
35:12 経済安保とZ世代
44:26 次回予告
 
<ゲスト>
三牧聖子|同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科 准教授
同志社大学大学院准教授。東京大学大学院総合文化研究科で博士号を取得。
米イェール大学研究員、ジョンズ・ホプキンス大学研究員などを経て現職。
専門はアメリカ政治外交、政治思想研究。

 

 

★現代のマルクスはゲーム界から生まれる!?

 

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【民主主義とファンダムとメディア】ファンダムと本質/レーガンのメディア戦略/保守の方がニューメディアに強い/リベラル衰退の理由/VTuberとゲーム/現代のマルクスはゲーム界から【宇野重規×若林恵】2023年11月27日
 

 

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備忘録(2023年12月5日)

 

★★ガザの戦いに勝利しつつあるハマス

 

マスコミに載らない海外記事:2023年12月 4日 (月)
スコット・リッター:ガザの戦いに勝利しつつあるハマス
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2023/12/post-c7ad29.html
2023年11月23日 11:29 GMT (更新: 2023年11月23日 11: GMT)
Sputnik International

 最近発表された停戦はパレスチナ人にとってもイスラエル人にとっても祝福で、囚人を交換し、必要とする人々に人道支援を配布し、紛争の両陣営の感情を冷やす機会だ。

 イスラエルとハマスの間でカタールがまとめた停戦は双方間で合意されたが、これはハマスの勝利に他ならないと誰も思い込んでははならない。組織としてのハマスを破壊すると公言し非常に攻撃的な立場をとっているイスラエルの目的を考えると、いかなる条件下でも停戦に同意するまい。

 一方、イスラエルとの現在の戦闘を開始するにあたり、ハマスはイスラエルに拘束されているパレスチナ人囚人、特に女性と子どもの釈放を主要目的の一つとしていた。この観点から見れば、停戦はハマスにとって重要な勝利で、イスラエルにとって屈辱的敗北だ。


 イスラエルが停戦を避けていた理由の一つは、軍事的脅威としてガザ北部のハマスを無力化するつもりで開始した攻撃作戦にイスラエルが自信を持っていたからだ。人道的正当性にかかわらず、いかなる停戦も、敗北した敵ハマスが休息し、再装備し、再編成する時間稼ぎに過ぎない。イスラエルが停戦に合意したのは、ハマスに対するイスラエル攻勢が必ずしもうまくいっていないことを示す最も確実な兆候だ。

 イスラエル国防軍が14年2023月1920日(火)に公開した動画から抜粋したこの画像では、ガザ市で武器を手にするイスラエル兵が映っている。-

 この結果は誰にとっても驚くべきことではない。10月7日にハマスがイスラエル攻撃を開始した時、ハマスは何年も前から練り上げていた計画に着手したのだ。ハマス作戦で明らかになった細部への細心の注意は、イスラエル諜報機関と軍隊をハマスが研究し、後に悪用された弱点を明らかにしていた現実を浮き彫りにした。ハマスの行動は、健全な戦術的・作戦的計画と実行を象徴するだけでなく、戦略的概念化においても傑作だった。

 10月7日のイスラエル敗北の背後にある主な理由の一つは、ガザでのハマスの活動を監視していた諜報分析官が何を言おうと、ハマスは決して攻撃しないはずだとイスラエル政府が確信していた事実だった。この想像力の失敗は、ハマスがイスラエルの政治的目標と目的(ガザに住むパレスチナ人のためにイスラエルが発行した労働許可証拡大プログラムを通じて、ハマスを「買収」することに基づく政策を受けいれることで、抵抗組織としてのハマスを無力化した)によってもたらされた。労働許可証プログラムと合わせて演じることで、ハマスイスラエル指導部を自己満足に陥れ、ハッキリ目に見えるハマス攻撃準備をするのを可能にした。

 10月7日のハマス攻撃は、単独の作戦ではなく、むしろパレスチナ国家の問題を国際議論の最前線に戻す、イスラエルに拘束されている何千人ものパレスチナ人囚人を解放する、そしてイスラム教で三番目に神聖な場所アル・アクサ・モスク冒涜に関し、イスラエルに停止と断念を強いるという三つの主要目的を持つ戦略計画の一部だった。10月7日の攻撃だけでは、これら成果は得られなかった。むしろ10月7日の攻撃はハマスの目標を達成するのに必要な条件を作り出すイスラエルの反攻を引き起こすよう仕組まれていた。

 10月7日の攻撃は、イスラエルを不合理なまでに辱め、イスラエルのいかなる反応も、ハマスの目標を無力化するための合理的対応と対照的に、確実に復讐の感情的必要性に支配されるよう計画されていた。ここで、戦闘で、イスラエルがヒズボラを打ち負かし損ね、レバノン国民を懲らしめる方法として、2006年、イスラエルに激しく爆撃された西ベイルート郊外にちなんで名付けられた確立されたイスラエルの集団懲罰教義(ダヒヤ・ドクトリンとして知られる)にハマスは習っていた。イスラエルに屈辱的敗北を与え、イスラエルの無敵(イスラエル国防軍に関する)と(イスラエル諜報機関に関する)無謬性神話、両方を打ち砕き、何百人ものイスラエル人を人質に取ってガザ地下の隠れ家に撤退した。ハマスはイスラエルに罠を仕掛け、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の政府は予想通りそれに突入した。

 ハマスはガザ地区の地下にトンネル網を準備した。距離は合計500km以上に及ぶ。「ガザ・メトロ」の愛称で呼ばれるこれらトンネルは、指揮統制、兵站支援、医療、ビレットに使用される相互接続された地下深くの掩蔽壕と、防御と攻撃の両作戦に特化した他のトンネル網で構成されている。イスラエルが所有するほとんどの爆弾による破壊を避けるに十分な深さにトンネルは掘られており最大三ヶ月(90日)の包囲に耐えられるよう準備されている。

 イスラエルを古典的な力対力の対決に巻き込めないのをハマスは知っている。そうではなく、その目的は、イスラエル軍をガザに誘い込み、これら部隊を、地下の隠れ家から出て、脆弱なイスラエル軍を攻撃し、地下に姿を消すハマス戦闘員の小チームによる果てしない一連の一撃離脱攻撃にさらすことだった。要するに、イスラエル軍に、なぶり殺しに相当するものを課すのだ。

 そして、それはうまくいった。イスラエル軍は、あまり都市化されていない地域に侵入できたが、ガザ地区北部のハマス軍は機甲部隊の機動力と火力を利用して、イスラエル軍を絶えず苦しめ、致命的タンデム弾頭ロケット弾を使用してイスラエル車両を無力化または破壊し、多数のイスラエル兵士を殺害し、更に数百人を負傷させているため、前進は幻想だ。イスラエルは、この方法で失われた装甲車両数を公表するのを躊躇しているが、その数は数百台に上るとハマスは主張している。ハマスの主張は、イスラエルが旧式メルカバ3戦車の輸出を中止し、その代わり、ガザと、ヒズボラ軍がガザでハマスを支援する作戦で、イスラエルと致命的な消耗戦を繰り広げているレバノンの北部国境沿いで被っている大きな損失を補うため、これら車両の在庫を新たな予備機甲大隊に編成した事実によって補強されている。

 しかし今日までのイスラエル敗北の主な理由はイスラエル自身だ。ハマスの罠にかかったイスラエルは、ガザのパレスチナ人に対しダヒヤ・ドクトリンを実行し、戦時国際法をあからさまに無視して、民間施設を無差別に攻撃した。これら攻撃により、5,000人以上の子どもを含む推定13,000人のパレスチナ市民が殺害された。さらに何千人もの犠牲者が、破壊された住宅の瓦礫の下に埋もれたままだ。

 10月7日のハマスによる攻撃後、イスラエルは国際社会の支持を集められたかもしれないが、そのひどい過剰反応は、かえってハマスが期待していた通り、世界世論をイスラエルに敵対させた。今日、イスラエルは益々孤立し、いわゆるグローバル・サウスだけでなく、アメリカやイギリスや欧州の伝統的な親イスラエル感情の牙城でも支持を失っている。この孤立は、イスラエルが受けるのに慣れていない類の政治圧力と相まって、停戦とその後の捕虜交換に関するネタニヤフ政権の黙認に貢献した。

 停戦が維持されるかどうかは、まだわからない。したがって停戦を敵対行為の永続的停止に変える問題も未解決のままだ。しかし一つだけ確実なのは、ハマスの完全敗北で勝利を定義したイスラエルは、ハマス勝利の舞台を整えたが、単に生き残ることにハマスはよってそれを実現している。

 しかし、ハマスは生き延びるだけでなく、勝利を収めている。イスラエル国防軍と戦って、戦場を膠着状態にしたハマスは、この紛争における戦略目標の全てが実を結ぶのを目の当たりにしている。この地域の恒久的平和の前提条件として、世界は二国家解決の絶対的必要性を積極的に表明している。イスラエルに捕らえられたパレスチナ人は、ハマスが人質にしたイスラエル人と交換されている。そして、イスラエルによるアル・アクサ・モスクの冒涜を非難することでイスラム世界は一致団結している。

 10月6日には、これら問題は一つも議題に上っていなかった。今やそれが注目されていることは、10月7日、そしてその後の数日間、ハマスの粘り強さと、民間人に対する無差別暴力への偏愛の組み合わせでイスラエル軍が敗北し、ハマスが享受した成功の証しだ。ハマスは軍事的・政治的勢力として排除されるどころか、パレスチナ人民の利益を擁護する上で、おそらく最も適切な発言権と権威として浮上している。

記事原文のurl:https://sputnikglobe.com/20231123/scott-ritter-hamas-winning-battle-for-gaza-1115160045.html

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 Douglas Macgregor氏最新YouTube番組 日本のテレビ放談とは全く異質。

Ukrainian forces destroying Russian depots in Crimea - Douglas Macgregor 23:01

 今朝の孫崎享氏メルマガは音楽が話題。胸が痛むようなエピソードも。

随想② 音楽

 日刊IWJガイド

「本日午後7時から岩上安身による京都大学名誉教授・ワクチン問題研究会代表理事・福島雅典氏インタビューをフルオープンで撮りおろし初配信!

はじめに~<本日の撮りおろし初配信>「ワクチン」と称するmRNA脂質ナノ粒子製剤接種による死亡・健康被害の実態!! その根底にあるものと対策、民主主義・科学と医学の危機など「5つの危機」~本日午後7時から「岩上安身による京都大学名誉教授・ワクチン問題研究会代表理事・福島雅典氏インタビュー」をフルオープンで撮りおろし初配信します!
【本日のニュースの一撃!】

【第1弾! 北部から移動させられた避難者であふれかえるガザ南部ハンユニスを、イスラエル軍が爆撃!】イスラエル軍はハンユニスの人たちにラファへ避難するよう通告しているが、ラファにも激しい攻撃!(『BBC』、2023年12月3日)

<号外を出しました!>「イスラエル・ロビーに完全支配された米国で、正論を主張する政治家が現れた! バーニー・サンダース米上院議員が『米国は、国際法や私たち自身の良識に反する行為に加担することはできない』と主張!」しかし、シオニスト・イスラエルに少しでも逆らう政治家には「厳しい代償」が待っていると、『イスラエル・ロビー』を著したミアシャイマー教授は警告!

 

<以下略>

 

<コメント>


日本のテレビや新聞は、ガザでの死者は1万5000人と報道しているが、この記事ではガザの瓦礫の下には、カウントされていない何千人もの遺体があるとしている。確かに、爆撃されながら救助しているので、カウントされていない何千人もの遺体がある可能性は高く、死者は2万人前後に達しているのかもしれない。

 

このように、日本の報道機関は、戦後の自称の民主国家に成ってからも、戦前の大本営報道で、歴史を反省せず、多くのウソ報道をしてきた。特に海外報道では、このガザでの犠牲者数のようにウソが多い。

 

1万5000人と報道しているが、この記事ではガザの瓦礫の下には、カウントされていない何千人もの遺体があるとしている。確かに、爆撃されながら救助しているので、カウントされていない何千人もの遺体がある可能性は高く、死者は2万人前後に達しているのかもしれない。

 

 

<北には難民の大量放出という手がある。北は石油を減らされても降伏しない>


●中国が石油供給を減らしても、北朝鮮は核兵器と弾道ミサイルを放棄しない


誠に厄介なことになったが、北朝鮮は、中国が石油の供給を減らしても、核兵器とミサイルを放棄しないだろう。核兵器と弾道ミサイルの放棄は、北朝鮮の支配層にとって<死>を意味するからだ。


そもそも、北朝鮮が核兵器とICBMに拘っているのは、欧米列強と日本が、核兵器を持っていなかったイラクに核兵器疑惑を着せて攻撃し、フセインを殺したからだ。また、一旦は欧米列強に妥協し、核兵器とICBMの開発を放棄したリビアのカダフィを、文字通りの<なぶり殺し>にしたからでもある。★1


その結果、北朝鮮は核兵器とICBMを放棄したら、フセインやカダフィのように捏造情報を流されて殺されると確信したのだ。北朝鮮を核兵器とミサイル開発に追い込んだのは、朝鮮戦争の終結を拒んできた米国や韓国、日本である。★2


     リビア戦争 「カダフィの傭兵」とアフリカ分割





●難民の大量放出という最後の手がある北朝鮮は、石油供給がゼロになっても降伏せず、追い詰め過ぎれば暴発するだろう


中国が石油供給を完全に停止すると、戦前の日本のように暴発して、北朝鮮は韓国に先制攻撃をする可能性がある。だから、中国は石油供給をゼロには出来ない。中国が可能なのは、北朝鮮が暴発しない程度に、石油供給量を削減することだけである。


一方で、北朝鮮には、石油削減を阻止する手段としては、中国や韓国への難民放出という手段がある。北朝鮮が、「石油の削減で食料が不足し、飢餓が発生しそうだから」と言い、国境沿いにある中国の吉林省南部の延辺朝鮮族自治州などに、数十万人もの難民を放出したら、朝鮮族自治州が不安定化する可能性がある。それで、中国は石油削減を中止せざるを得ないだろう。韓国に対しても、難民の放出が可能である。


また、単なる政治的な駆け引きの手段ではなく、本当に石油削減で飢餓や反乱が起きそうになったら、飢餓状態の国民、たとえば100万人を、中国や韓国に難民として、その都度「解放」して行けば、米国や韓国は北朝鮮と交渉するしか無くなる。


中国や韓国に、北の難民が、一気に100万人も雪崩れ込んできたら、戦争どころではなくなるだろう。北朝鮮には、難民の大量放出という最後の手段があるので、中国が石油の供給量をゼロにしても、北朝鮮は降伏せず、最終的には先制攻撃でソウルを市民ごと包囲・占領して、生き残る可能性を試すだろう。北朝鮮がソウルの占領に成功すれば、ソウルの返還を取引条件にして、交渉が可能となるからだ。北朝鮮は降伏せず、ソウルを包囲して、生き残る可能性を試すだろう。


●米国は、核兵器開発を断念したカダフィを謀略戦で殺しておきながら、北朝鮮にも、核兵器開発を断念させようとするのは、余りにも虫が良過ぎる



北朝鮮は、米国や中国の甘言に騙され、リビアのように核兵器と弾道ミサイル開発を放棄したら、一時期は、経済援助で楽になっても、チャンスが来たら、何らかの冤罪で攻撃され、結局は殺されると確信しているのだろ。


だから、北朝鮮の1%=支配層にとって、核兵器と弾道ミサイル開発の放棄は、<死>と同じである。米国は北朝鮮を攻撃できない。米国は、とりあえずは現在時点での20発前後の核弾頭保有は認め、これ以上は核弾頭を増やさないという条件で、北朝鮮の要求=朝鮮戦争の正式な終結=講和と国交正常化を受け入れるしかないだろう。


★1:リビアの場合、「アムネスティー・インターナショナル」も、<カダフィは黒人傭兵を使ってデモ隊を虐殺している>というウソ情報を流した。また、欧米は、リビア軍がデモ隊を銃撃しているという偽ビデオまでも世界中のマスゴミに流したので、国連=ロシアや中国さえも騙されてしまった。


ロシアや中国まで同意したのは、現にデモ隊を攻撃しているリビア軍への攻撃だけ。政府機関や基地にいるリビア軍への攻撃まで許していない。しかし、実際には、NATO軍はカタール軍や傭兵部隊を上陸させ、リビアの政府や軍を撃破し、カダフィを「なぶり殺し」にした。


そもそも、リビア南部には、カダフィ支持派のアフリカ系黒人部族のリビア国民がいるので、リビア軍に黒人兵が居ても不思議ではない。しかし、欧米のマスゴミが黒人傭兵による虐殺のウソ情報を流し、そのウソ情報がリビア国内に逆流して、リビア各地で、リビア南部出身のアフリカ系黒人が傭兵と間違われ、多数虐殺されてしまった。


★2:「欧米+日本」の支配層(+ネオリベ+シオニスト)は、アフガン、イラク、リビア、シリア、イエメンなどの中東やアフリカ諸国に<カオス>を創り出し、「やはり、先進国が手助けしないと秩序維持さえできない」という世論を創り出し、事実上の「再征服」をするためだろう。


イギリス下院の外交委員会が、リビアに関する情報はウソであったことを認めた。去年の9月14日に、イギリス下院の外交委員会が「リビア情勢に関する報告書」を公表して、キャメロン前首相と欧米のマスゴミが、リビアについて、謀略的な捏造報道をした結果、リビアは民主主義国にも、平和な国にもならず、何とISまでもが台頭する群雄割拠の破綻国家になってしまった。


英議会がキャメロン前首相批判 リビア介入後にIS台頭
http://www.asahi.com/articles/ASJ9H6FH1J9HUHBI01V.html?iref=com_footer


     NATOリビア軍事介入の現実 チエリ・メッサン
     (フランス人ジャーナリスト)




     戦争に行ったアメリカ兵の告発!「本当の敵はアメリカ国内にいた!」 
     (「戦争は儲かる!」by アメリカ)





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「沖縄県民斯ク戦ヘリ 県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ  大田実」


日本は「御高配」どころか、琉球民族の地である沖縄を勝手に植民地として米国に差し出し、その後も沖縄の意思を無視し続けてきたので、沖縄が日本の植民地であることは否定しようがない事実。沖縄が日本の領土である限り、米軍基地の撤去は実現しない。沖縄は独立国家として米国に基地の撤去を要求すれば、米軍は撤退するしかない。日本は植民地である沖縄は独立させ、その後、日本と沖縄は「東アジア共同体」の一員同士として、対等の立場で再統合すべきである。


     沖縄独立もありうる。高江ヘリパッド移設 反対
     伊波、糸数議員が会見(2016年9月14日)琉球独立もありうると述べる。





沖縄戦で、沖縄根拠地隊司令官を務めた大田実海軍中将は大本営に、『当時の訣別電報の常套句だった「天皇陛下万歳」「皇国ノ弥栄ヲ祈ル」などの言葉はなく、ひたすらに沖縄県民の敢闘の様子を訴え』(WIKI)、「沖縄県民斯ク戦ヘリ 県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ」と打電して自決した。


大田実
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E7%94%B0%E5%AE%9F


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     <反原発デモ  2011年>
     

      2011 9 11 新宿アルタ前 柄谷行人 演説





     右から考える 7.31 脱原発集会&デモ 呼びかけ人・針谷大輔 趣旨説明
     2011年7月31日



 

 

 

 

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<休憩>

 

「DzigaVertov2nd」は、登録者数 736人のチャンネル

チェ・ゲバラ賛歌】Hasta Siempre【日本語字幕】
2010/07/11


「ヒストリカチャンネル」は、登録者数 5120人のチャンネル

【いざ、さらば司令官 / 孤高の革命家チェ・ゲバラの賛歌】沢木麻衣の文化講座

 

「DzigaVertov2nd」は、登録者数 736人のチャンネル

【キューバ革命】7月26日運動行進曲【革命歌】


ゲバラの名言


もし我々が空想家のようだと言われるならば、

救い難い理想主義者と言われるならば、

出来もしないことを考えていると言われるならば、

何千回でも答えよう、『その通りだ!』と

 

<再録>

 

★★日本のテレビが絶対に放送しない動画 1

 

★戦争は儲かる投資だ!! 狙いはロシアの豊富な資源!!

★ウクライナに軍事援助すれば、我々富裕層は莫大な利益が得られる!!

昨年9月まで英国首相だった守銭奴で大量虐殺者ボリス・ジョンソン閣下のありがたいお言葉。

 

1:20:10~

保守派の伊藤氏や水島氏と我々は、多くの点で意見は異なるが、真実は誰が言っても真実!!

新日本文化チャンネル桜」は、登録者数 12.8万人のチャンネル         

【伊藤貫の真剣な雑談】第15回 伊藤貫×水島総特別対談

「米ランド研究所も止めるウクライナ戦争、世界大戦を招くネオコンの

愚行と卑しさ極まる拝米保守」[桜R5/6/24] 


 

★★日本のテレビが絶対に放送しない動画 2

 

★元イスラエル軍兵士の苦悩


🔻2015年、イスラエルの法廷で、パレスチナ人40人以上を殺害した元イスラエル軍兵士による苦悩の証言。

 

PTSDで、夜になるとおしっこを漏らす。犠牲者たちが夢に現れ、私に向かって「なぜ殺した?」と言うんだ。「なぜ殺した?」と。こんなことを言われて、正気でいられるか?

 

「Ali Dawah」は、登録者数 114万人のチャンネル

ISRAELI SOLDIER SAYS "I PEE AT NIGHT FOR WHAT I DID TO PALESTINIANS"
 

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Kumi@🇮💟🇨🇺☭@Kumi_japonesa

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【元シオニスト兵士の苦悩】
https://twitter.com/Kumi_japonesa/status/1722444113721872712

 

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イド・ガルラゾン氏:あなた方のために、この手で殺した!「手を血に染めたテロリストがいる」と言われたからだ。あなた方のために、この手で40人以上、殺した。私が殺した!それで、あなたはここで何をしているんだ?

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私は9年前に戦争で負った傷の補償を何ひとつ受け取っていない。数万、数十万シュケルもの金を母が私のために全部支払わなければならないのか?どう思う?物事とはそういうものか?私がガザで負った傷のために、治療費を母が払ってる。誰も責任を取らない。誰も私にセラピーを受けさせてくれない。

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だから、私は不満をぶちまけ、叫ぶのだ。PTSDで、夜になるとおしっこを漏らす。犠牲者たちが夢に現れ、私に向かって「なぜ殺した?」と言うんだ。「なぜ殺した?」と。こんなことを言われて、正気でいられるか?人生で成功を得られるか?

 

<コメント>

 

●支配者の常套手段は、「夷を以て夷を制す」と、「分割して統治せよ」。「夷を以て夷を制す」は、かつて、弥生人系のヤマト王権が、東北地方に住んでいた縄文人系の精強な「麁蝦夷」の征服に手を焼くと、先にヤマト王権に征服された関東地方の「熟蝦夷」を使って、同じ蝦夷の「麁蝦夷」を制定させたように自らは血を流さず、同じ蝦夷同士を戦わせて敵に勝つ方法のこと。

 

イスラエルのユダヤ人は、ロシア軍との戦いで破滅しそうなウクライナ人と同じ。アメリカの支配層WASPはウクライナで、同じスラブ人同士のロシア人とウクライナ人、そして、イスラエルではユダヤ人とアラブ人を戦わせ、ロシアと中東の産油国を制しようとしている。

 

●ユーチューブには、イド・ガルラゾン氏と同じことを訴える元イスラエル人テロリストの動画もある。彼は、1948年4月9日、エルサレム近郊のデイル・ヤシーン村で、子どもや女性107人~254人が惨殺された「デイル・ヤシーン事件」の犯人。70年以上過ぎた今でも惨状を思い出して苦しみ、後悔していると訴えていた。

「1948年4月、ユダヤ人武装組織イルグンレヒの部隊が、エルサレム西部のアラブ人村落のデイル・ヤシーン村を包囲し、村を占拠したのち、老人、女性、子供も含む非武装の村民たちを虐殺した。」(ウイキペディア)

 

●イスラエルを建国するには、単に戦争に勝つだけでなく、何十万人ものパレスチナ人から領土となる土地を奪わなければならない。そのため、当時、ユダヤ人側の軍事部門を指揮していた初代首相ベン=グリオンの命令で、効率的にパレスチナ人を追い払う秘密の策が練られた。

 

イスラエル軍が強制的に、何十万人ものパレスチナ人を国外に輸送する手間を省くには、パレスチナ人自身が逃げ出すようにすれば良いので、テロ組織のイングルとレヒ、そして、準国軍のハガナーにも命令し、デイル・ヤシーン村を襲撃させて村民を皆殺しにし、周囲のパレスチナ人に意図的に広めた。

 

すると現在、パレスチナ人が、ガザの北部から南部に逃げているように、大半のパレスチナ人はパニックに陥って故郷を捨てて、隣国のヨルダン、エジプト、西岸地区やガザ市近郊などの砂漠地帯に逃げ込み、今の難民村ができた。

 

ベン=グリオンは、この事件を部下の責任に転化して、アラブ側に謝罪したが、パレスチナの砂漠に設置した難民村からの故郷への帰還は許さなかった。そして今はガザ北部から、パレスチナ人を南部へと追いやり、無人となった北部をイスラエルの新たな領土にしようとしている。次は、ハマスが南部にもいるとして南部を爆撃し、エジプト側に追い出すつもりなのだろう。

 

この3つのテロ組織が合同して、残忍なイスラエル軍が造られた。1920年代から始まったユダヤ人移民の急増で、人口の3割まで増えたユダヤ人側が第一次中東戦争に勝ったために、多くのパレスチナ人は砂漠に追放され、人口の約8割がユダヤ人のイスラエルが誕生した。
 

●この「パレスチナ分割」決議は、ホロコーストの根源にある欧米人が冒したユダヤ人差別という問題の解決のために、ユダヤの差別などしていなかったパレスチナ人が住んでいた大地、それも彼らの祖先が3000年も前から住み続けてきた大地を、何の補償も無しに国連の「決議」一つで奪い、シオニストに無償で与えるという国連憲章の基本的人権の理念に反するとんでもない決議だったので国連憲章違反であり、この決議は無効である。イランが主張しているようにイスラエルには自衛権など無い。イスラエル人はパレスチナ人から奪った土地を返し、彼らこそがパレスチナの砂漠地帯に移住するしか解決策は無いだろう。

 

欧米は、このような不当な、もう一つの「パレスチナ人差別」を産み出すことにより、自国のユダヤ人を減らして、ユダヤ人差別問題を解決しようとしたから起きたし、この不正を見て見ぬふりをしてきた日本にも責任がある。


●また、この「パレスチナ分割」決議とは、パレスチナ人版の「ホロコースト」であり、ジェノサイト。なぜなら、この決議を実現するには、パレスチナ人をジェノサイドするしかないからだ。パレスチナ人は、彼らの祖先が3000年も前から住み続けてきた土地を、簡単には諦めずに抵抗し続けるから、ナチ化したシオニストは、パレスチナ人を絶滅させるか、国外に追い出して、かつてのユダヤ人のように、各地を流浪する民にするしか解決の方法が無いからだ。

 

ジェノサイドとは、「国民的、人種的、民族的または宗教的集団を全部または一部破壊する事」(ウイキペディア)。「パレスチナ分割」決議とは、ナチスがユダヤ人にしたこと、つまり、ユダヤ人を殺害し、その財産を奪うことと同じなので、この「パレスチナ分割」決議を大喜びで受け入れ、イスラエルを建国したシオニストは現代のナチスである。現代のユダヤ人差別の背景には、ユダヤ資本に金融の制御をさせている資本主義の経済システムの問題もあるが、より、弱いパレスチナ人から、土地を奪ったシオニスト自身にも責任がある。

 

●この問題の最大の責任は、連合国が主導した国連自身にある。日本とドイツがアメリカ軍に占領されていた1947年、国連総会は人口が約60万人で、パレスチナ人120万人の半分だったユダヤ人に、面積の56%を与え、パレスチナ人には残りの43%しか与えずにユダヤ人とパレスチナ人の2つの国家を建設し、また、両者にとっての聖地エルサレムを「国際管理地区」にする「パレスチナ分割」を決議した。

 

そして、翌年の1948年5月14日、初代イスラエル首相たダヴィド・ベン=グリオンが、イスラエル建国を宣言したので、その直後に、この分割案に反対したアラブ連合とイスラエルの間で、第一次中東戦争が勃発した。以後1973年までに4度の中東戦争が起こり、欧米諸国、とりわけ、アメリカの支援でイスラエルが勝利し、1949年には欧米の支援でイスラエルは国連への加盟も認められた。

 

しかし、それ以後も戦争は続き、1975年から1990年まではレバノン内戦、2006年にはレバノン侵攻ガザ侵攻、2008年~2009年にはガザ紛争、2014年にもガザ侵攻、そして、今回のパレスチナ・イスラエル戦争と続いてきたが、今年も6月現在で、15,6歳の少年や少女も含めて126名ものパレスチナ人が西岸地区で、イスラエル軍やイスラエル警察、そして、シオニストの入植者に射殺されていた。

 

●紀元後1世紀から2世紀に2度起きたローマ軍との戦争でユダヤ人側が敗北して国家を喪失すると、パレスチナに住んでいた多くのユダヤ人は世界中に離散したとされ、以後、ヨーロッパでは何度も、ユダヤ人を大量に殺害する虐殺事件が起きてきた。

 

特に、酷い迫害は、先の大戦中に420万人~600万人のユダヤ人が、ヒットラーのナチス・ドイツに虐殺されたとされているホロコースト。また、ユダヤ人の差別や迫害は、ドイツ以外のヨーロッパ諸国でも起きていたので、戦後直後のヨーロッパ人には、ユダヤ人差別へ贖罪の意識もあった。

 

更に、19世紀末からユダヤ人国家の樹立を目指すシオニズム運動も起きていたことや、逆に、厄介者のユダヤ人を自国から減らせると考えて支持する人もいたはずだ。こうした要因から、戦後の欧米諸国ではユダヤ人国家の樹立を支持するようになり、欧米の主導で「パレスチナ分割」が決議された。

 

★この問題は、「パレスチナ分割」ではなく、「日本分割」決議だったと仮定して考えると問題の本質が簡単に理解できる。例えば1947年、国連がパレスチナではなく、日本の九州を分割して、九州の半分以上にユダヤ人国家を樹立すると決めた場合、日本人はどうするだろうか?

 

この場合、日本人は大反対し、ユダヤ人が武装して移住を強行すれば、日本人の多数派は仕方なく、武器を取って戦うだろう。ただし、何度戦っても勝てず、大量の日本人が死んだ場合、妥協して「日本分割案」を受け入れる意見(ファタハDFLP)も出て来る。

 

一方、分割案を受け入れず徹底抗戦する日本人(ハマスイスラム聖戦PFLPPFLP‐GCなど)もいるはずで、両者が、パレスチナのように別々の政治組織を造ることもあり得る。また、何度も負けた場合、その都度、武装解除されるので、徹底抗戦派はハマスのようなゲリラ組織となる可能性は高く、欧米はテロ組織と呼ぶだろうが、妥協派の日本人は徹底抗戦派も同じ日本人なので、パレスチナ解放機構(PLO)と同じように、欧米による徹底抗戦派のテロ組織呼ばわりは認めないだろう。

 

なぜなら、九州が1000年以上も日本人の領土であったことは疑いの余地が無いし、日本人もパレスチナ人のように、ホロコーストには全く関係が無いからだ。むしろ、イスラム教のオスマン帝国がユダヤ人を絶滅の危機から救ったように、日本も、戦前の外交官の杉原千畝氏や旧陸軍の樋口季一郎氏のようにユダヤ人を救った側だったからだ。★

 

ところが、このような事情は全く考慮されず、欧米は勝手に自らの責任で解決すべきユダヤ人差別問題を、これと無関係なパレスチナ人を犠牲にすることで解決しようとしたから、戦争が続いている。

 

●実は、現在のパレスチナ人こそ離散せず、古代からパレスチナの地に住み続けていた人々(古代はユダヤ教徒で、キリスト教徒の東ローマ帝国時代はキリスト教徒→イスラム教徒のオスマン帝国時代はイスラム教徒)の子孫という説もある。また、十字軍との戦いでは、パレスチナのイスラム教徒とユダヤ人は共闘して、十字軍と戦った戦友同士なので約100年前、シオニストが大挙してパレスチナに移住してくるまでは、オスマン帝国のユダヤ人などの少数派保護政策もあり、イスラム教徒とユダヤ教徒は共存してきた。

 

つまり1947年、欧米の連合国が主導していた国連は、パレスチナ人(アラブ人)の合意を得ずに、勝手にパレスチナ人が何千年もの間、住み続けていたパレスチナの地を、何の補償もせずに武力で奪い、勝手にユダヤ人シオニストにプレゼントするという歴史的大罪を冒した。真の「悪者」は、欧米諸国(テレビや新聞の国際社会)が主導した国連そのものだ。イスラエルが建国されなければ、ハマスは誕生しなかったからだ。

 

●日本の公安調査庁は昨年、ウクライナのアゾフはウクライナのドンバスで、4000人前後のロシア人を虐殺して埋めたと国連も認定しているのに、わざわざテロ組織認定から外し、ハマスはテロ組織認定したままだ。

 

ということは、他人の家(パレスチナ)を乗っ取って居座った強盗(シオニスト)を、追い出そうとして反撃したパレスチナ人側を「暴力を振るうなんて酷い奴らだ」と言って、日本は75年間も居座り強盗側を支持してきたということで、これが世界に莞たる我らが「民主国家日本」の真の姿だ!!

 

また、アラブとユダヤ、フランスと相反する約束をした「三枚舌外交」のイギリスや、「パレスチナは神からユダヤ人に与えられた約束の地」などと寝言を言っているシオニストの責任も重い。イスラエルが親ソ国家になると期待して「分割案」に賛成したスターリン(ソ連)にも責任がある。

 

連合国が当時、最も弱い立場だったパレスチナ人(アラブ人)の反対の声を無視したから、何度も戦争が起きたし、ハマスやイスラム聖戦も誕生した。ハマスやイスラム聖戦を産み出したのはイスラエルであり、欧米諸国だ。「神が約束をした」などと寝言を言っているシオニスト国家を、75年も支持してきたアメリカに正当性があるのなら、アメリカ人は全国土をインデイアンたちに返して、アメリカから去らなければならない。

 

この戦争の本質は宗教対立ではなく、領土争いであることは、初代イスラエル首相で正真正銘のテロリストだったダヴィド・ベン=グリオン自身が、パレスチナ人側のリーダーに仮託して、「我々は彼らの国を奪った・・・、これまでに反セム主義、ナチス、ヒトラー、アウシュビッツがありました。しかし、それは彼らの過ちによるものでしょうか?彼らは一つの物事しか見ていません。我々はここへ来て、彼らの国を盗んだ。なぜそれを受け入れるべきなのでしょう?」と言っていることでも明らかだ。

 

ベン=グリオンはイスラエルの子孫たちが、パレスチナ人との長く続く戦争に疲れて和平を結ぶことを恐れた。3000年も前からパレスチナ人の祖先が住んでいた土地を奪われたので、パレスチナ人がイスラエルを許すことはあり得ないから、彼らが提案する和平はイスラエル側を油断させる謀略と確信していたからだ。


パレスチナ人とは戦術的にウソの和平をすることはあっても、本気では講和しないということは、事実上の戦争状態を続けるということ。ベン=グリオンの後継者ネタニヤフらの極右政権の真の狙いは、必然的にハマスの殲滅ではなく、全パレスチナ人のイスラエルからの追放か、あるいはパレスチナ人の絶滅、つまり、パレスチナ人のジェノサイドということになる。実際には、100年とか200年間も戦争状態を維持するのは不可能だからだ。


★:トルコ人イスラム教徒が支配層だったオスマン帝国は、15世紀スペインでレコンキスタが成就した時、スペインが最大の拠点だったユダヤ人に、オスマン帝国への移住を許してユダヤ人を絶滅の危機から救った。

 

 

★★「だから私は沈黙を破った」パレスチナを占領するイスラエル兵が告白した“非人間的行為”と苦悩…「人を支配することがいかに不可能で、ひどいやり方になってしまうか」

 

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「だから私は沈黙を破った」パレスチナを占領するイスラエル兵が告白した“非人間的行為”と苦悩…「人を支配することがいかに不可能で、ひどいやり方になってしまうか」【DIGドキュメント×TBS】 2023/11/11
 

★:これまでアメリカが行ってきた数々の戦争でアメリカを擁護するウソ報道を行い、2001年以降だけでも、中東や北アフリカで数百万人以上の現地人殺害に加担してきたTBSだが、珍しく真実を報道していた。