備忘録(2021年1月25日)
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戦前から続く、大国間の帝国主義的な市場争奪戦は、決して終わってはいない。社会主義的な「共生による進歩」ではなく、「競争による進歩」を理念とする資本主義が続く限り、生存競争的な大国間の市場争奪戦は続き、戦争も無くなることはない。ネトウヨは,英国が再び東洋艦隊を編成してアジアに派遣されて来るのを、中国包囲網が強化されるとして歓迎している。しかし、かつて日本は「マレー沖海戦」で、3機の爆撃機が撃墜されるという犠牲を払いながら殲滅したのが英国の東洋艦隊であったことを知らないのだろうか?アジアの「雄」中国が再び倒されたら、次に、この東洋艦隊が狙うのは日本なのだ。トランプの熱狂的な支持者たちが米国議会に突撃し、トランプ失脚を促進したが、ネトウヨのような世間知らずの「愛国派」は、熱狂的なトランプ支持者と同じように<贔屓の引き倒し>を実行して「反日派」と化す宿命だ。日本人は1980年代にアメリカで起きた「ジャパンバッシング」を、ネトウヨのように忘れてしまうべきではないだろう。
 

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ロイター:2021年1月25日
2020年の海外直接投資、対中国が最大 先進国向けは大幅縮小

https://jp.reuters.com/article/china-economy-fdi-idJPKBN29U03V

[25日 ロイター] - 国連貿易開発会議(UNCTAD)が24日に公表した報告書によると、2020年の海外直接投資(FDI)は、新型コロナウイルス危機から中国経済がいち早く回復する中、同国向けが最大となった。

<以下略>

【コメント】

 

日本のネトウヨ評論家たちは30年以上も毎年、飽きずに<中国は崩壊する>と言い続けてきた。しかし、実際には崩壊するどころか逆に、中国は驚異的な速度で経済成長し続け、2014年には購買力平価ベースでのGDPで米国を追い抜き、世界一の経済大国となった。

 

また、中国は今回のコロナ禍も、早期発見・早期隔離・早期診断・早期治療の「4早」政策=「ゼロコロナ」政策で切り抜けつつあるので、為替レートでのGDPも、2028年頃には米国を追い抜くという予測もある。


ところが、ネトウヨ評論家たちは、毎年予想が外れても自己批判せず、スルーして生き延びてきた。2020年についても、彼らは洪水がどうのと言い、GDPの前年比は2%以上という中国政府の発表はウソと決めつけている。

 

それで、この国連貿易開発会議(UNCTAD)の公表ニュースは、彼らを少しは反省させるはずだが、トランプ当選の予想も外れて大混乱状態に陥っていることもあり、反省したと公表すると著書が売れなくなるので、このニュースもスルーするのだろう。

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<休憩> 

 


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<おまけ>

★★デモクラシータイム 【The Burning Issues Vol.15】

 

「核兵器禁止条約」発効 ~日本はなぜ条約に反対するのか~ 田井中雅人さん【The Burning Issues Vol.15】
2021/01/21

★★講義シリーズ 西部ゼミナール

 

【西部ゼミナール】5/11 「チャイメリカ-米中連携がアジアの近未来」
2013/05/11