備忘録(2020年1月19日)

櫻井ジャーナル:2020.01.17
イランの防空システムの機密情報をロシアがイスラエルへ伝えていた疑惑

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202001170000/
 
 
 テヘランのイマム・ホメイニ空港を飛び立ったウクライナ国際航空の752便が1月8日朝、イスラム革命防衛隊の防空システムで撃墜された。この件で新たな疑惑が浮上している。
 
 撃墜は離陸して数分後の出来事。近くをアメリカ軍機が飛行(イランのレーダーに誤表示された可能性もある)していたとする話もあるが、撃墜に使われたとみられるTor-M1のシステムが侵入されていたのではないかというのだ。

<以下略>

【コメント】  旅客機撃墜の真犯人はイスラエルのサイバー部隊かも?

櫻井ジャーナルによると、ウクライナの旅客機を撃墜したロシア製対空ミサイル「Tor-M1」のシステムが、イスラエルのサイバー部隊に侵入され、旅客機を米軍機と誤認するように工作された結果、イラン革命防衛隊の対空部隊はウクライナ機を撃墜してしまった、つまり、あの旅客機撃墜の真犯人はイスラエルのサイバー部隊ではないかという疑惑が生じていると言う。

と言うのは・・・

①イラン革命防衛隊の防空担当者は「敵味方識別装置」を使っているから、誤認する可能性は低い。事故直前に離陸したカタール航空機は攻撃せず、その後のウクライナ機を防空担当者は敵機と認知してミサイルを発射した。

②2012年にウィキリークスが公表した情報会社ストラトフォーの電子メールの2009年2月26日付けメールには、イスラエルが特定のUAV(無人機)の「データ・リンク」コードをロシアへ提供し、その見返りにロシアはイスラエルに、イランのTor-1のコードを教えたと書かれている。
 
この情報交換で、イスラエルのサイバー部隊は、ウクライナ機を撃墜したロシア製対空ミサイル「Tor-M1」のシステムに侵入可能だった可能性がある。★

この①と②から、ウクライナ機の撃墜は、世界中から非難されたソレイマーニー将軍暗殺という衝撃的事件から関心をそらすために、イスラエルが実行したとの疑惑が生じているという。
 
また、イスラエルの情報機関モサドの長官は昨年10月、ソレイマーニー暗殺を公言していたことから、ソレイマーニー暗殺はイスラエルがトランプに要求して実行されたイスラエル主導説もある。この場合、イスラエルにはトランプへの非難を軽減させる助け船を出さなければならない義務が生じ、それで実行されたのが、あの撃墜事件という疑惑だ。

★:このロシアとイスラエルの取引が行われた2008年5月から12年5月までのロシア大統領は、ドミトリー・メドベージェフ。彼はロシア支配層内部の親EU派との噂がある人物。彼は、2011年3月に国連の安全保障理事会で、リビア上空に飛行禁止空域を設定することを認める決議が採択された時に反対せず、棄権して成立させてしまったが、この棄権にプーチンは激怒したと言われている。

というのは、この飛行禁止空域を設定するということは、リビアの石油利権を奪う狙いがある欧米諸国の空軍が、リビア国内を自由に飛行して、リビア政府軍を爆撃できるようにすること。
 
これは、カダフィ政権の打倒と欧米によるリビアの石油利権奪取を実現する処置なので、ロシアの棄権は欧米諸国に加担する対応だった。そのような親西欧派のメドベージェフなら、イスラエルとの秘密の取引を許可した可能性もあるというわけだ。

現在のロシア支配層内部には、メドベージェフのような親EU派と、プーチンが率いるロシア派との対立があるようで、プーチンも、現在のロシア経済を支えている親EU派を、簡単には追い出せないようだ。

その結果、リビアは「イスラム国」グループまで跋扈する群雄割拠の破綻国家となってしまった。アフガンやイラク、シリアの例でもわかるように、欧米諸国が主張する「民主化」とは、実際は破綻国家にして、その国の主権や資源を奪うことだ。

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<おまけ>

 ・れいわ新選組 Web
https://www.reiwa-shinsengumi.com/
 

山本太郎 れいわ新選組の2019年をダイジェストで!!

 

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