二男は中学2年の終わりから、5年間の在宅生活を送り、今年の4月から専門学校に進学しました。
4月が近づくにつれ、二男は少しずつイライラし始めました。
入学式の少し前からは、一日中「学校に行きたくない~!」を連発。
毎日毎日一日中続く「学校に行きたくない」攻撃。
そんな日が続くと、こっちもモヤモヤしてきますよね。
私は、ふと「もしかして、二男はもう少し家にいたいのかな?」
「今、無理に学校に行かせる必要はないかもしれない・・・」
と思い、二男に、「どうする?もう少し家にいる?」って、聞きました。
すると二男は、「そういうこと言わないで!行きたくないけど、このままじゃいけないって思ったから、行くことにしたんだよ!それなのに、そんな風に言われると、本当に行きたくなくなる!」といって怒りました。
そうなんです。「もしかして、二男はもう少し家にいたいのかな?」
「今、無理に学校に行かせる必要はないかもしれない・・・」
っていうのは、私の不安なんです。
二男の「学校に行きたくない (けど行かなきゃ)」という気持ちは、二男にしか変えられないんです。
自分の気持ちを言葉で伝えられるようになった二男の成長に驚きつつ、自分の間違いに気づきました。
私は、心のどこかで、「二男に、楽しい気持ちで、ワクワクしながら新しい出発をして欲しい」と思っていたのです。
だから、「二男の学校に行きたくないという嫌な気持ちを、何とか変えられないものか・・・」と考えてしまったのです。
でもね。それは出来ないんです。
じゃあ、どうすればいいの?
自分がモヤモヤしないようになればいいんです。
悲しい時、辛い時、腹がたった時、不安な時、怖い時・・・
また、嬉しい時も、楽しい時も
あなたがそう感じているのは、あなたにそんな風に感じさせた誰かのせいでもなく、何かのせいでもなく・・・あなた自身なんです。
「みんながんばっている その1」で「禁止令」について書きましたが、あなたのモヤモヤは、あなたが持っている「禁止令」によるものです。
「禁止令」は、幼少期の親(養育者)との関わりや、生活環境の中で、自分自身で決めたものなんです。
自分で決めたものだから、自分で変えることもできるのです。
自分は変われる、自分は自分を変えることが出来る。
ということを信じて欲しいと思います。
カウンセラー(セラピスト)は、あなたを変えることは出来ません。
あなたのモヤモヤを解消することは出来ません。
あなたを変えることが出来るのは、あなた自身です。
あなたのモヤモヤを解消するこが出来るのは、あなた自身です。
カウンセラー(セラピスト)は、そのお手伝いをします。
あなたが変わるために、あなたが決めて、長いあいだ抱えて生きてきた「禁止令」見つけて、それを変えていくお手伝いです。
だから、クライアントさんに対して
「私に任せなさい」とか、「私が治してあげます」とは言いません。
また、「私のこれを、何とかしてみなさいよ」、「治せるものなら、治してみなさいよ」、とおっしゃるクライアントさんには、正直に「それは出来ません。」と答えます。
自分が変われると、その時は信じられなくても、「私は変わりたい!」というクライアントさんの想いに寄り添い、クライアントさんが楽になるように、自然で豊かな感情を感じて生き生きと生活できるように、お手伝いをします。
そのために、私は日々心理学を学び続け、また、自分自身もクライアントの1人として自分自身と向き合っているのです
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