人には感情があります。
誰もが知っていることですね
私もそうですが、その感情を正しく使いこなしている人は、実はほとんどいないのではないかと思います。
たとえば、「怒り」の感情を悪い感情だと思っている人も多いのではないでしょうか?
実は、「怒り」の感情は、現在の問題(不当なことをされた時など)を解決するときに必要な感情なんです。
パワーの源になります。
では、なぜ「怒り」の感情を良くないと思うのでしょうか?
『他人を怖がらせる、不快にさせる?』
あなたが上司に不当に怒られて、怒りの感情を抱いたとして、上司はあなたに恐怖を感じるでしょうか?不快になるでしょうか?
はらわたが煮えくり返り、同僚に「めっちゃ腹立ったわ~!」って言った時、同僚はあなたに恐怖を感じるでしょうか?不快になるでしょうか?
『怒り=暴力?』
暴力は、感情ではなく、行為(行動)です。
たとえば、あなたが悲しくて悲しくて一人になりたいと思っているのに、誰かが
「ねぇ、ねぇ、そんな暗い顔していないで、明るくパーっと行こうよ!」
って、しつこく肩を叩いてきたりしたら、
「ほっといてよっ!!」
なんて、相手の手を払いのけて、八つ当たりしちゃったりすることもあるのではないでしょうか?
この時のあなたの感情は、悲しみだったはずです。
でも、八つ当たりしてしまった、という行為に目が行ってしまい、そんな自分を責めたりして、悲しみを癒すどころか、余計に落ち込む羽目になったりしていませんか?
八つ当たりされた方も、「なによ、せっかく元気づけてあげようと思ったのに!」なんてことにもなるかもしれませんね。
こうして、人間関係に亀裂が入る...
ありますよね~。私も苦い経験を何度味わったことか...(苦笑)
そして、そういう経験がまた、「いつも笑顔でいなきゃいけない!」っていう、笑顔信仰を強化させたりして、笑顔でいられない自分を責めちゃうという悪循環
自分に素直に(正直に)生きたい!
と思いながら、
それって、どういうことなんだろう?
って、ず~っと悩みながら生きてきた私ですが、
もしかしたら、
『その時の自分の感情を知り、その感情を素直に受け入れる』
っていうことなのかもしれないなぁ~と思う今日この頃なのです。
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