アストンマーティン「ヴァンキッシュ/ラピードS」海外試乗記 | boke222のブログ

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アストンマーティン「ヴァンキッシュ/ラピードS」海外試乗記



英国のアストンマーティンは、既に発売したモデルでも改良を続けている。先頃、ヴァンキッシュとラピードSに8段ギアボックスを搭載したことも、その好例である。
 「我々はモデルライフが終わるまで、ローンチとリニューアルを繰り返します」。そう語るのは、同社のデザインディレクターを務めるマレック・ライヒマン氏だ。スコットランドを舞台に行われた国際試乗会の会場で、世界から集まったジャーナリストたちを前にそう語った。
 今回の目玉は、エンジンの改良と新型ギアボックスだった。対象となったのは「スポーツ性とラグジュアリー性の両立で我々のフラッグシップ」(同社名誉会長のドクター・ウルリッヒ・ベツ氏)という2ドアクーペのヴァンキッシュとスポーツカーのように車高が低い4ドアサルーンのラピードSである。
 両モデルに搭載される6リッターV12エンジンは、細かなチューニングで、性能と燃費が改善された。具体的には、出力が2ps上がり576psとなり、トルクは10Nm増して630Nmになった。静止から100km/hに達する時間はコンマ2秒短縮された(ヴァンキッシュで3.6秒、ラピードSでも4.2秒)。燃費は10%向上し、CO2排出量も11%減少しているという。
 ギアの枚数を増やすことで、高速を含めより最適なギアを選べるようにして燃費を稼ぐのである。同時に、ギアが多いことで制御が細かくなり、パワーが最も出るエンジンの回転領域をよりよく使えるようになっている。そのため、これまで以上にスポーティーに走れるのだ。このことが冒頭の「リニューアル」に相当する。
 ラピードSは全長が5020mmもあるが、機敏に走らせることができる上に、アクセルペダルの踏み込み具合に応じ、瞬時に最適なギアが選ばれるため軽快感がある。さらに楽しさはヴァンキッシュで増幅される。たとえば、カーブに入る時の制動力の高さ、ハンドルを切った時の車体の反応の速さ、姿勢の安定性、そしてカーブの出口を目指して加速する時の瞬発力。快適性も高く、乗り心地はやや硬めだが疲れることもなく、長距離を走っていられる。スポーティーさと実用性のバランスに感心する。
 「アストンマーティンは、これまで生産されたモデルのうち90%が今でも路上を走っています」と、101年を迎えたこのメーカーは胸を張る。愛されてきたブランドの背景には、絶え間ない努力があるのだと知れる。
 車体には「Made by England」と書かれている通り、英国はスポーツカーづくりに長(た)けた国だ。アストンマーティンは、そんな国で101年にわたりスポーツカーをつくってきた。これら2台も、そのような伝統があってこそ生まれたといえる。
 価格はヴァンキッシュのクーペが32,850,000円、フルオープンのヴォランテが35,828,000円、ラピードSは24,200,000円(すべて税込み)となる。(























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