1月24日(金) 試験7日目 くもり くもり

 

中学入試本番という怒涛の一週間を無事に終えて、わたしは五時半過ぎに起き、子どもを七時に起こすいつもの朝に戻りました。どこか気持ちがゆったりするようです。それは息子にとっても同じのようで、今日は何度も声を掛けましたが、7時半を過ぎてもまだ寝ています。

 

息子にとって小学校に通うのは今月10日(金)以来です。できることなら今まで同様に、卒業式まで皆勤で通えたらいいな。そして学校での何げない時間を満喫してほしいものですね。

 

授業に並行して、卒業を意識しての取り組みも行われます。卒業制作として彫刻刀を使ってオルゴールの箱をつくったり、2月下旬に6年生全員参加で楽しむ卒業旅行のしおりづくりや出し物の練習をしたり、卒業式で歌う合唱の練習をしたりと、「やること」は盛りだくさんです。

 

こちらの画像は、写真ACにアップロードされたものです。

 

やっと起きてきて、朝食をとり始めました。いつもながら、食事は早いのですよね。久しぶりの登校ですが、特に意識していない様子です。早く支度をして、気をつけて行ってらっしゃいバイバイ

 

時計 時計 時計 時計 時計

 

昨日まで8日にわたって欠席した息子でしたが、16時前、ありがたくも元気に帰ってきました。なんでも、クラスメイト一人ひとりに“称号”をつけるという企画があったそうです。クラスメイトの長所や持ち味をたたえるような称号を、クラス全員で話し合いながら考えたんですって。

 

そんななか、息子への称号は「歩く計算機」に決まったとのこと。本人もニンマリしていました。ほかには「ツッコミの匠(たくみ)」「近くも照らす灯台」「ほほえみの韋駄天(いだてん)」などなど。キャッチコピーみたいで面白いですよねウシシ

 

学校ではクラスメイトが、試験の様子や結果などを興味深く聞いてきたんですって。明日に発表されるA中学の後期試験のことだけは伏せ、D中学合格を話したそうです。クラスで受験に臨んだのは2割ほどで、受験校も結果も様々でしたが、また一緒に授業を受けられますね。

 

 

帰宅後の息子は、空いた時間を読書に使ったり、大手学習塾が自社サイト上で公開している中学入試問題や解答速報、問題解説動画を眺めて、解いてみたりしています。切迫感から解放され、リラックスして問題に向かえるとの話でした。3年後は、妹の先生になってもらおうウインク

 

ちなみに、こちらの iPad は、当初わたしがピグパーティを楽しもうと、お小遣いで購入したものですが、いまはほぼ完全に息子専用のタブレットと化しています。ただ、わたしの顔で Face ID が設定されており、使用時にはわたしに渡してロックを解除するルールにしています目

 

一方で、たまにわたしがこの iPad を使うときには、息子の了解を得るようにしていますぼけー

 

ビール ビール ビール ビール ビール

 

夕食を終え、お風呂を出て髪を乾かしたあと、わたしは冷蔵庫の缶ビールをいただくことにしました。わたしはこれでもお酒をいただくのが好きで、昨年はもも組のイベント記事をブログにその都度投稿したときなどに、「自分へのご褒美」として缶ビールを開けておりました。

 

今年に入って、ビールを口にするのは初めて。本当は、試験をすべて終えた昨日の晩にいただくつもりでしたが、いろんなことを考えているうちに飲みそびれてしまいました。でも、今晩は何があっても飲もうと心に決めていたのです。

 

こちらの画像は、写真ACにアップロードされたものです。

 

冷えた缶ビールを開けて、これまた冷蔵庫に冷やしていたグラスに注いでいただきます。ゆっくりと口に含んで、ゴクンと。そして吐く息とともに自然に出てくる、「あ~」って言葉。しばらく頭が空っぽになりました。こうしてお酒をいただけるのは、大人の特権ですねラブラブ

 

主人と娘は仲良くテレビを見ており、その横で息子が iPad を操作して、友だちに教えてもらったというゲームのアプリを楽しんでいます。わたしはふと、禅の入門書といわれる『十牛図』の九番目に描かれた「返本還源」(へんぽんかんげん/へんぽんげんげん)を思いました。

 

息子にとって、そしてそれを支えてきた私たち家族にとって、中学受験とは、やはり険しい山に挑むようなものでした。なだらかだと思っていた勾配が急になり、日差しも眺望もないうっそうと茂る木立を歩み続けて、ようやく一つの頂(いただき)へとたどり着くことができました。

 

こちらの画像は、写真ACにアップロードされたものです。

 

1日目に受験したA中学が不合格だったこと、これは確かに辛かった。ただ、この不合格が、息子自身、そしてそれを支えるわたしたちに“活”を入れてくれたのは確かだと思っています。

 

合否という枠を超え、辛く苦しい道を乗り越えて「登頂」を果たした息子を心からたたえたい。苦労した末に手に入れたものは、それが何であれ、そう簡単に失われるものではありません。ただ、それはそれとして、明日発表されるA中学の結果がよきものでありますように……。

 

ビール缶もグラスも空になりました。2缶目は明日の夜、心静かにいただくことにしましょうにやり