ふと思い返すと、診察室に入ってからというもの


私に話しかけてくるのはすべて看護婦で


このおじ医者ん、奇妙な“音”は発したものの


まだ一言も“言葉”を発していないではないか!



まさか・・喋れないんじゃ・・・??



そんな疑念と不安が交錯する中で、おじ医者んが動いた



机の上にカルテと思われる用紙を置き


引き出しの中から20cm程の長方形の箱を取り出したのだ



その箱を開ける刹那を私は固唾を飲んで見守った



箱から出てきたのはずいぶんと年季の入った万年筆だった






まんねんひつ??  

辱めを受けたのはほんの数秒だったろうか・・・


おじ医者んが近づいてきて、私の腫れ上がったおしりを見るなり


うん・・うん・・」 と、かすかに聞こえるか聞こえないか


声とは言い難いような“音”を発したのだ。


直後、なにやら看護婦に目で合図を送ると


看護婦は私に椅子に座るよう、うながした。



それにしてもなぜこの医者は


喋らないのだろう?


もしかして・・・



最初に口を開いたのは、おじ医者んではなく


そのとなりにいた看護婦だった。



「今日はどうなさいましたー?」



「あの~・・・右のおしりがひどく腫れてまして・・・」



「それじゃあ、こちらのベッドに

うつ伏せになってズボンを下ろしてください」



「は、はい・・・」



指示にしたがって出来あがった光景は






『ベッドの上でケツを出してうつ伏せになる男』




かなりの辱しめである。