よく「 人見知りしなさそう 」と言われるけれど、私は極度の人見知り。
不思議とアフリカ人には人見知りしないのに、日本人を前にすると緊張のせいで口数が減る。
特に白人に関しては緊張し過ぎて気絶し兼ねないので、出来るだけ彼らとの接触は避けて来た。

しかーし、これを克服すべき日が来た――――――――

私に貴重な情報をくれた南アフリカの旅行会社のオバちゃんが白人だった。

だから問い合わせした時から、そのオバちゃんが通訳に付くのかなー?って不安だったんだけど‥‥
情報源が白人のオバちゃんだからと言って必ずしも本人が通訳に付くとは限らないし、いつも通り頼もしい
愉快なブラックアフリカンが通訳に付いてくれるだろう!と、信じていた。
南アフリカで出会った女の子

が、ヨハネスブルグで私を出迎えてくれたのはAnne( 多分ドイツ系の白人 )

「 若い女の子が一人で来るって言うから、変に黒人付けるのも心配だったから今回は私が直接アナタの
ドライバー兼通訳になって撮影のサポートするからヨロシクね! 」と。

なんてこった‥‥ヨシダは黒人のが断然得意なのにー!
まさか、こんな余計な気を使われるなんて思ってもいなかったー。流石、南アフリカ。

まぁ、でもね、いつまでも意味の分からない苦手意識を持っているのも良くないし、Anneをキッカケに
アフリカ人と同じように白人とも仲良くなれるかもしれない。

それに、見た目は白人と言えども南アフリカ人!
きっと彼女は私にとって他のブラックアフリカン同様、接しやすい人だろう。

そう自分に言い聞かせて、私はAnneと共にリアルなズールー族とコサ族を探す旅へと出た。
南アフリカの小学校で出会った男の子

が、1日4-6時間の移動中の会話はほぼゼロ。それも8日間。
頑張って話題を振ってみても全然続きやしない‥‥めっちゃ退屈。めっちゃ苦痛。

そんなヨシダの気持ちなんぞ知らぬAnneは運転中、
ただ黙々と大きなチョコチップクッキーを頬張り、ひたすら大量のビーフジャーキーを食らい続ける。

しかも、Anneのクッキーとビーフジャーキーのストック量が半端じゃない!

最初は私の話題が退屈だから話が続かないんだと思って一瞬凹んだんだけど、何か違う気がしてきた。

もうコレは完璧、チョコチップクッキーとビーフジャーキーのせい。

きっと、南アフリカのチョコチップクッキーとビーフジャーキーは喋ってる時間が惜しくなるほどに
美味しいものなのなんだろう。きっとそうに違いない。だって、Anneめっちゃ食ってんもん。

んあ゙――――――!!!
それにしても、移動がキツイ。アフリカは何処へ行っても移動がキツイけど、その辛さは道が悪い場所を
ボロイ車で長距離を移動するのが辛さの要因。

しかし、今回は無言の辛さというやつだろーか。
無言の長距離ドライブほどキツく、退屈なものはないと、私は南アフリカで学んだ。
↑こんな場合はチョコチップクッキーとビーフジャーキが必要だということも学んだ。

そんなこんなで、次から次へとAnneに振り回されることになるヨシダであった。

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