人間というものは少しでも自分と同じ共通点があると国籍や言語の壁を越えて仲良くなれる。
――――――日本では中々友達が出来ない私にスーダンはこんな出会いをくれた。
スーダン北部の田舎町をフラついていた時、1人の女性が私に近寄ってアラビア語で話しかけてきた。
( 何にも無い町故に、外国人が珍しかったのか興味本位で話しかけてきた様子‥‥ )
※私に話し掛けて来た女性。
でも、彼女は私に話し掛けてはみたものの、アラビア語しか話せないようで戸惑っていた。
こういう場合、いつもの私ならニッコリ笑って立ち去ってしまうのだが‥‥
何となく彼女のことが気になって、私は自分が出来る範囲のアラビア語で自分の名前と自分が
日本人であることを彼女に伝えてみた。
すると、彼女は私の名前を聞くなり、目を大きく見開いて嬉しそうにこう言った。

ど ー り で 何 か 気 に な っ た わ け だ ・ ・ ・ ! ! !
エジプトでナギーという男性と出会って仲良くなった記憶があるが、まさか、ココでナギが付く名前の
女性とこんな風にバッタリ出会えるとは思ってもないなかった!!
名前が同じ響きというだけで、私たちの距離は一瞬で縮まった。
その後は興奮した彼女に腕を引っ張られ、彼女の両親やらご近所にアチコチ紹介された。
彼女がアラビア語で何て私のことを紹介していたのか詳しくは分からないけれど
「 私の名前、ナギーラじゃん?でね、この子の名前!ナギって言うんだよ!日本人なんだよ! 」と、
何十回も話していたことは間違いない。
彼女と私の共通の言語はない。
だから“言葉”というものでは多くのコミュニケーションを取ることが出来ない。
だけど、彼女との無言の時間は苦でも何でもなかった。
多分それは私だけじゃない。彼女も同じ気持ちでいてくれたはず。( きっとね‥‥! )
言葉のコミュニケーションが無くとも、彼女とは「ナギ!」「ナギーラ!」と呼び合うだけで、
とにかくクドイほどに笑いがこぼれた。
普通に考えたら名前を呼び合うことなんて面白くも何ともないはずなのに、
彼女とはソレだけで距離が縮まった。
※ナギーラに勧められるがままに入れてしまったヘナタトゥー
そんなナギーラに、私が最後に連れて行かれた場所――――――
それはヘナタトーゥーのお店だった。
スーダンの女性は結婚後、手足にヘナタトゥーをファッション感覚で施す習慣があるのだが、
私もナギーラも独身。最初は何故ソコに連れて行かれたのか分からなかった。
彼女は「 ナギ!ヘナタトゥー入れて!小さいのでいいから!ねッ?いいでしょ~? 」と、半ば
強引に私の足にヘナタトゥーを入れるように勧めて来た。
正直、あまり気は乗らなかったが‥‥
ヘナなら数週間で消えるし、彼女との関係を悪くしたくないという理由で私は入れることにした。
だけど、私の足に施されたヘナタトゥーは予定よりも遥かに大きいモノだった‥‥。
しかも、マジックで描いたかのような大雑把なクオリティに私は入れたことを後悔した。
けど、ナギーラの嬉しそうな顔を見ると自分の後悔している気持ちだけは悟られたくなかった。
でも、入れたことを後悔したこのヘナタトゥーが、この後のスーダン滞在をよりイイものへと
導いてくれることをこの時の私はまだ何も知らなかった――――――
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――――――日本では中々友達が出来ない私にスーダンはこんな出会いをくれた。
スーダン北部の田舎町をフラついていた時、1人の女性が私に近寄ってアラビア語で話しかけてきた。
( 何にも無い町故に、外国人が珍しかったのか興味本位で話しかけてきた様子‥‥ )
でも、彼女は私に話し掛けてはみたものの、アラビア語しか話せないようで戸惑っていた。
こういう場合、いつもの私ならニッコリ笑って立ち去ってしまうのだが‥‥
何となく彼女のことが気になって、私は自分が出来る範囲のアラビア語で自分の名前と自分が
日本人であることを彼女に伝えてみた。
すると、彼女は私の名前を聞くなり、目を大きく見開いて嬉しそうにこう言った。

ど ー り で 何 か 気 に な っ た わ け だ ・ ・ ・ ! ! !
エジプトでナギーという男性と出会って仲良くなった記憶があるが、まさか、ココでナギが付く名前の
女性とこんな風にバッタリ出会えるとは思ってもないなかった!!
名前が同じ響きというだけで、私たちの距離は一瞬で縮まった。
その後は興奮した彼女に腕を引っ張られ、彼女の両親やらご近所にアチコチ紹介された。
彼女がアラビア語で何て私のことを紹介していたのか詳しくは分からないけれど
「 私の名前、ナギーラじゃん?でね、この子の名前!ナギって言うんだよ!日本人なんだよ! 」と、
何十回も話していたことは間違いない。
彼女と私の共通の言語はない。
だから“言葉”というものでは多くのコミュニケーションを取ることが出来ない。
だけど、彼女との無言の時間は苦でも何でもなかった。
多分それは私だけじゃない。彼女も同じ気持ちでいてくれたはず。( きっとね‥‥! )
言葉のコミュニケーションが無くとも、彼女とは「ナギ!」「ナギーラ!」と呼び合うだけで、
とにかくクドイほどに笑いがこぼれた。
普通に考えたら名前を呼び合うことなんて面白くも何ともないはずなのに、
彼女とはソレだけで距離が縮まった。
そんなナギーラに、私が最後に連れて行かれた場所――――――
それはヘナタトーゥーのお店だった。
スーダンの女性は結婚後、手足にヘナタトゥーをファッション感覚で施す習慣があるのだが、
私もナギーラも独身。最初は何故ソコに連れて行かれたのか分からなかった。
彼女は「 ナギ!ヘナタトゥー入れて!小さいのでいいから!ねッ?いいでしょ~? 」と、半ば
強引に私の足にヘナタトゥーを入れるように勧めて来た。
正直、あまり気は乗らなかったが‥‥
ヘナなら数週間で消えるし、彼女との関係を悪くしたくないという理由で私は入れることにした。
だけど、私の足に施されたヘナタトゥーは予定よりも遥かに大きいモノだった‥‥。
しかも、マジックで描いたかのような大雑把なクオリティに私は入れたことを後悔した。
けど、ナギーラの嬉しそうな顔を見ると自分の後悔している気持ちだけは悟られたくなかった。
でも、入れたことを後悔したこのヘナタトゥーが、この後のスーダン滞在をよりイイものへと
導いてくれることをこの時の私はまだ何も知らなかった――――――
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