取り敢えず、私は首都ハルツームのゴキブリ屋敷を出て、北へ北へと進むことにしたのだが‥‥

あまりにも無名な場所に踏み込んでしまい、何処へ行っても宿すら無い田舎町。
( 寧ろ、町と呼べるのかどうかすら危うい。所謂、ただの砂漠 )

だから今回私がスーダンで過ごした10日間はハルツームのゴキブリ屋敷で過ごした2日間以外は全て
$Bohemian Days... - 自由奔放な女の写真放浪記 --砂漠での野宿か知らない人ん家を泊まり歩く
Bohemian Days... - 自由奔放な女の写真放浪記 --水汲みをしているスーダンの姉弟
※砂漠のど真ん中で水を汲んでいるスーダンの姉弟。

アフリカって危ないように思えるけど「一度関わったら家族!」っていう気持ちで接してくれるから
決して裕福でなくてもご飯を振舞ってくれたり、普通に泊めてくれたりするんだよね。

時には、私が砂漠で寝床確保していたら話し相手がてら一緒に野宿をしてくれる人とかもいたりして、
基本的にアフリカで寂しい思いや悲しい思いをすることって無いんだなって、この時、改めて実感した。

そんなスーダン人と夜空の砂漠の下で寝転んでいる時、こんなことを彼らから聞かれた。

Bohemian Days... - 自由奔放な女の写真放浪記 --もしも、肌の色がお金で買えるのならば‥‥

私は即答で「 アフリカ人の黒い肌が本当に好きだから間違いなく黒を買うッ! 」と答えた。

でも、彼らは「 誰もがお前のように黒い肌を美しいと思うわけではない。お前は自分の好みだけで
黒い肌を選ぶのか?黒い肌で生まれることのデメリットを考慮しても、お前は黒を買うのか? 」と聞く。

「 じゃぁ、あなたたちは黒い肌が嫌いなの? 」と私が聞き返すと‥‥

「 嫌いじゃない。だけど、黒い肌で生まれてきたということだけで抱えるリスクが多過ぎる。
黒い肌で色んな道を閉ざされるならば白い肌で生まれた方が楽だったと思う 」と言った。

そして彼らは「 お前は肌が白いから黒を買うって言えるんだよ。もし、お前が俺たちのように
黒い肌だったら絶対に白を買うって言ってるよ 」と、言った。

必ずしも、白い肌が美しいとも、良いとも限らない。
黒い肌には黒い肌の魅力や美しさがある。

それなのに肌の色だけで彼らには閉ざされてしまう道や背負うモノも出て来てしまう。

そうさせてしまったのは、所謂、色の白い肌の人間にもあるのかと思うと、
彼らに何ていう言葉を返したらいいのか分からなくなってしまうんだよなー‥‥。

こんな話を耳にする度に「 肌の色なんて無けりゃいいのに!皆スケルトンだったらいいのに! 」と、
ついつい好い加減なことを思ってしまうヨシダでした。


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