

前回までの記事に書いたように、私はAradaの人々に沢山遊んでもらった。
そんな彼らとお別れする前にBeyuと一緒に彼らの家に招いてもらったお礼をしようということになった。
そのお礼をお金で渡すことは簡単だけれど‥‥
この場で私が彼らにお金を渡すことは彼らの外国人に対しての見方・考え方を変えてしまう可能性が
少なからず出てくる( こーいうことは何が100%良い事、悪い事って言えないから難しいけれど )
なので、この場は、彼らが大好きなキャンディーを彼らが満足出来る量を贈ることにした。

※一緒に遊んでくれたArada Marketの子供たち。
エチオピアの子供たちは甘いものが好き(これは各国共通)
だけど、彼らは飴玉を買うことが出来なかったり、外国人から貰うことでしか食べられない子が多い。
それだって何個も貰えるわけじゃない。
Beyuも小さい時、そんな経験をしたらしく、外国人から飴を1コ貰えた時は凄い幸せだったんだとか。
そして、その都度『いつかアメをいっぱい食べてみたいな~』って、思っていたらしい。
だから、Beyuと私は " たっくさんアメ玉をプレゼントしよー! "ということになったのだ。
ということで‥‥!
私たちはAradaの子供たち全員を連れて小さな駄菓子屋のようなお店に行った。
その時、そのお店にあったキャンディーを全て(20リットルくらいの袋に入っていた小さな飴玉)購入した。
そして、それを全て彼らの小さな両手いっぱいに配った。
子供たちは飴をクチいっぱいに詰め込んで、両手にも飴をいっぱい握りしめて、凄く嬉しそうだった。
だけど、Fantaだけは何かを考え込んでいるような顔をしていたのだ―――――
そんなFantaに「どーしたの?飴スキじゃないの?」と聞いても、彼女は首を横に振るだけ。
「もしや、1ブルの方がよかった?」と、彼女の口癖の1ブルを出しても、彼女は首を横に振って笑わない。
( 何か悩んでいるのだろうか‥‥それとも、私が何かしてしまったのだろうか‥‥ )
そんなことを考えて、私がチョット不安になり出した時の出来事だった。
いきなりFantaが私のキャミソールの胸元をグイッと掴んで、下までズリ下げて来たのだ‥‥!!
( しっかり彼女は私のスポブラまで一緒に下げてくれたと言うね‥‥ヒエー )

恥ずかしいとか、そーいうのは一切なかったのだが‥‥
あまりにも突然の出来事にビックリし過ぎて、何が何だか分からなくて笑い転げることしかできなかった。
だけど、Fantaはさっきまでは無表情だったのに笑顔で飴を舐めていたのだ。
( さっきまで笑わなかった子が今、何で笑顔なんだ‥‥私に対しての嫌がらせだったのか? )
そんなことを思ってしまい、彼女にどーしてズリ下げたのかと理由を聞いてみると‥‥

まーね。そーだよね。そーかもね。
白人が何色か気になるよね。オッパイのところだけ本当は黒人さんみたいに黒いかもしれないもんね。
アフリカの子供なりの些細な疑問だったんだよね、きっと。
くっだらないことでも、Fantaにとってはアメを食ってても、食った気がしないくらい私のオッパイの色で
頭を悩ませてたってことだもんね!そりゃ何色か分かったらアメも美味しく感じて笑顔になるよね(笑)
まー、そんなこんなで、Fantaの疑問が私の貧乳を見ることで解決出来て良かった!良かった!
というような感じで‥‥!
エチオピアで乳を晒した19日目の今回を最後に今回のエチオピア放浪記は終わりにしようと思います。
本当はあと2日間(計21日)エチオピアで過ごしたのですが、
次のYemenへの渡航に向けて、Addis Abebaでダラダラしていただけなので、書くことがありませぬ。
不定期な更新にも関わらず、沢山のアクセス、ランキングへの応援ありがとうございました。
次回からはアフリカではないですけど【 イエメン - 幸福のアラビア - 】を更新する予定ですので、
引き続き、どうぞよろしくお願い致します

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