Bohemian Days... - 自由奔放な女の写真放浪記 --木エチオピア8日目Bohemian Days... - 自由奔放な女の写真放浪記 --木

午前5時発のバスで私たちはAddis AbebaからBahir-Darへと移動した――――

Bahir-Dar(バハルダル)に着くまでの約9時間をバスの中で寝て過ごした私は体力が有り余っていた。

だから「どっか行こうよー!」と、Beyuに声を掛けたのだが‥‥
車での長距離移動に弱いBeyuは「ムリ!」「疲れ過ぎて死んじゃいそう」と、大分お疲れの様子。

‥‥全く動く気が無いBeyuを何としてでも外に連れ出したい私は彼に一言つぶやいた。

Bohemian Days... - 自由奔放な女の写真放浪記 --だらしないなー

案の定、その言葉を聞いたBeyuは「アフリカ人をバカにすんな!」と、キレ出した。
(注意:決して私はバカにして言ったのではなく、怠けるBeyuを動く気にさせたくて言っただけでございます)

そんなキレるBeyuを宥めながら「じゃぁ、Beyuがタフで素敵なアフリカ人だって姿を私に見せてよー
「Bahir-Darに折角来たんだから色々見たいなぁ」と、私なりにかわい~く(笑)お願いすること数分。
Bohemian Days... - 自由奔放な女の写真放浪記 --With Beyu
※まんまとBeyuを外に連れ出すことに成功した時の2ショット写真(笑)

まんまとBeyuを外に連れ出すことに成功したヨシダ!
(どんなに酷いカワイコブリッ子でさえもアフリカでは高確率で通用します。それくらい彼らはピュアです!笑)

そして私は「Bahir-Darのどんな所に連れて行ってもらえるのかなぁ」と、大きな期待を膨らませながら
Beyuの後ろをチョコマカと付いて行ったのだが‥‥

Beyuが足を止めた場所は廃れた小さなビルの前だった。

「えっ‥‥なにココ?」と、不安気に尋ねる私にBeyuはアッサリこう答えた。

Bohemian Days... - 自由奔放な女の写真放浪記 --ネットカフェだよ

(何でココまで来てネットカフェなんですか――――!?!)

(ネットカフェってBahir-Darの名所でしたっけ――――!?!)

言葉を失う私に「僕、疲れてるのに10分間も歩いた!僕ってタフ!」と、Beyuは自信満々の笑顔。

そして、挙句の果てには‥‥

Bohemian Days... - 自由奔放な女の写真放浪記 --Beyuの言い分

と、言い出す始末。どーしてくれよーか、このヘタレエチオピア人。

( コ イ ツ に は タ フ と い う 言 葉 の 欠 片 す ら 備 わ っ て い な い )

そう思いつつも、こんな彼とまともに話す気力を失ってしまった私はBeyuに背中を押されるがままに
Bahir-Darの小さなネットカフェに入ったのであった。
Bohemian Days... - 自由奔放な女の写真放浪記 --昨年、バハルダルで出会った子供たち
※これは去年、私がBahir-Darで出会った子供たちの写真。

そして、ココからは主にエチオピアのネットカフェ事情になってしまうのだが‥‥

エチオピアのネットカフェもネットを使用した時間の分だけ使用料が発生する。

だけど、ネット環境が非常に悪いエチオピア。
Bohemian Days... - 自由奔放な女の写真放浪記 --ザラである

ということは‥‥
お目当てのページが開くまで何もせずに座って待つ時間でさえもお金を取られてしまう。

日本円で考えれば非常に安い使用料だけど、いじってない時間まで課金されるのはチョット悔しい

そこで‥‥!!

「出来れば私がPCに触ってる時間だけを使用料として計算してくれないか」と、小太りのオジさんに
交渉してみると意外にもアッサリOKをくれるじゃないですか!(何でも言ってみるものだね。笑)

そして、交渉後はオジさんが私のネット状況を逐一確認する為にピタっと後ろに張り付く状態になった。

なんとも落ち着かない環境ではあるが、ソコはしょうがない。
オジさんの視線を気にかけながらも私はYahoo!メールを開き、どってことないメールを1通だけ送信した。

この1通のメールを送るのに私がPCに触れた時間、たったの2分弱
それに対して、Yahoo!メールや送信完了画面が出るまで私が待ち続けた時間は計55分
Bohemian Days... - 自由奔放な女の写真放浪記 --去年Bahir-Darで出会ったお母さんと子供
※この写真も昨年、私がBahir-Darで出会ったお母さんと子供の写真。

この55分間の待ち時間はPCに触ってないよアピールを兼ねて、オジさんに適当な日本語を教えたり
変顔にらめっこをしたりして、終始、オジさんとコミュニケーションをとって過ごしていた。

そして、いざお会計となった時、オジさんは私にこう言った。

「笑い過ぎて、君が何分ネット使ってたかなんて忘れちゃったよ。だから5USDでいいよ」

(これはチョット高過ぎるんじゃなかろーか‥‥)と、私が思っていた時。

私よりも先にBeyuが「高過ぎる!」と、眉間にシワを寄せながらオジさんと交渉をし始めていたので、
私はその2人の様子を大人しくジッと見守っていた。

だけど、最終的にはBeyuが腹を抱えて笑い出し、交渉を打ち切ったのだ。

そして「ナギ!彼が5USDと言ってる理由を君自身で聞け!払うかどーかは君に任せるから!」と言うので
私はBeyuに言われた通りに、何故5USDという金額を請求しているのかをオジちゃんに尋ねた。

すると、オジさんは私にこう言ったのだ。
Bohemian Days... - 自由奔放な女の写真放浪記 --昨年、Bahir-Darで出会った男の子
※昨年、Bahir-Darで出会った男の子の写真。

Bohemian Days... - 自由奔放な女の写真放浪記 --オジさんの言い分

‥‥よくもまあ、こんな適当な理由を堂々と小娘に言えますなー(笑)

でも、そうやって適当な理由を堂々と述べて小銭をチマチマせびってくるのがアフリカ人

だけど私はこういう堂々と変な理由をつけて小銭をせびって来るアフリカ人を嫌いにはなれない(笑)

だから私は、そのオジちゃんに5USDを手渡した。
オジちゃんは5USDを手に入れたという現実にとっても満足している様子だった。

そんな満足気なオジちゃんにチョット申し訳ない気も多少したが、私は自分の右手を突き出した。
だけど、私の右手の意味を全く理解できていないオジちゃん。

そんなオジちゃんに私は言葉を添えた。
「日本語教えてあげた授業料と変顔で笑わせてあげたサービス料をチップとして下さい」

オジちゃんはクチをパックリと開けて、一瞬フリーズしてしまった。
そして、オジちゃんはBeyuに目で助けを求めたが‥‥ココはBeyuも私の味方!

「君が彼女から理不尽な理由でチップを請求したように彼女にも同じような理由で請求出来るはず」と
Beyuにも言われてしまったオジちゃんは、ばつが悪くなってしまい‥‥

4USDを私に渡す(返す)ハメになってしまったオジちゃんなのでした。

というわけで‥‥
その日の夜はオジちゃんから貰った(返してもらった)4USDで私とBeyuはチョット贅沢に豪華な
インジェラをたらふく食べたのでしたひゃっほ~ぃ!

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