Bohemian Days... - 自由奔放な女の写真放浪記 --木エチオピア5日目≪Part.1≫Bohemian Days... - 自由奔放な女の写真放浪記 --木

外出禁止令から解放された翌朝―――――――

私はBeyuとBeyuの友達Ashenafi(アシェナフィ)と共にハラルの街へと繰り出した。

エチオピア正教が大半を占めるエチオピア。だけど、ハラルはムスリムの街。
そんな街では今までBeyuからは絶対に聞くことの出来なかったことを(寧ろ教えて貰えなかったこと)
Ashenafiから聞くことが出来た。

Bohemian Days... - 自由奔放な女の写真放浪記 --どーやら

早速、Beyuに「この街のどこでラクダが食べられるの!?」と尋ねると、Beyuの顔色が変わった。

「まさか“食べたい”だなんて言うんじゃないよね?そんなこと言ったらナギを軽蔑する」と、彼は言った。

(まぁ、その“まさか”なんですが‥‥)

真面目なエチオピア正教徒のBeyuからしたらラクダを食べるだなんてタブー極まりないこと。
とは言え、無宗教の私は食べたことがないモノならとにかく何でも食べてみたい。

だけど、Noしか言わない頑固なBeyuに頼んでも埒が明かないので、Ashenafiに頼んでみると‥‥

「君が行きたいなら付き合うよ!僕も君のような人と一緒じゃないとラクダなんて食べられないし」
と、まさかのOK!(一応、彼もエチオピア正教徒)

早速、私とAshenafiは肉屋でラクダの生肉を200㌘買って、それを調理してくれる店まで持って行って‥‥
嫌がるBeyuを「見てるだけで良いからさ~!」と引きずり込んだ。
Bohemian Days... - 自由奔放な女の写真放浪記 --ラクダ肉とインジェラ
※インジェラと調理されたラクダ肉。

「お~!初ラクダ肉!思っていたより柔らか~い!美味しいじゃないの!」と、感動する私。
(Beyuの軽蔑的な眼差しさえも気にならないくらい、想像以上にラクダは美味しかった!)

ひたすら、ラクダのインジェラを貪るAshenafiと私。

だけど、次第に周りがガヤガヤし始めた。
(何だ、何だ‥‥何か始まんのか!?)と、周りをキョロキョロすると、注目を浴びているのは私だった。

「タイ人か?」「フィリピン人か?」「パキスタン人か?」「白人が俺達と同じモン平気で食ってる」
と、地元のハラル人が驚きながら私の噂をしているじゃないのー。

私からしたらどってことない普通のことでも、彼らからしたらもうコレは大ニュース
(エチオピアの衛生面やら食べ物が口に合わないツーリストは多いからね)

だけど、いつまで経っても彼らから「日本人」という単語は出て来ない。
そんな彼らにBeyuとAshenafiが「彼女は日本人だよ」と教えた瞬間‥‥

「潔癖症で有名な日本人にも、俺らと同じ場所で同じモンを食うお嬢ちゃんがココにいるぜー」
と、大歓声が上がった。これは私が生まれて初めて浴びた歓声の瞬間でございました。
Bohemian Days... - 自由奔放な女の写真放浪記 --エチオピア人に混ざってラクダを食べるヨシダ
※ちゃっかりハラル人に交じって人様のラクダを食べるヨシダ。

もー、それからは色んなテーブルにお呼ばれされてしまい、ヨシダ引っ張り凧ですよ。

お陰様でハラル人が好んで食べる生のラクダ肉のインジェラまでご馳走して頂いちゃいました。
「腹壊すの覚悟で食えよ」と脅されましたが、アレは食べて良かった!甘くて美味しゅうございました。

ということで、4テーブル周って、ひたすらラクダ肉を頬張ったヨシダでした

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