

Addis Abebaから約10時間掛けてHararへ到着した―――――――
このハラルという街は世界遺産に認定されている街なのだが(私は帰国してから知った)
そんなことも知らずに、私はデッカイ荷物を引きずりながらBeyuオススメの宿へと向かっていた。
宿へ向かう途中「ホテルの真横にはHararで1番デカイ市場があるんだ!ナギはソコ好きだと思うよ!」と
Beyuがズ~ット言っていたので、私もそのマーケットを観られることを凄く期待していた。
だけど、着いてビックリ。

これはどーいうことですか。
この光景は日本人の私には火事というか大火事にしか見えないのですが‥‥。
でも、ハラルの人々が足を止めもしなければ、消火活動をしないのは何故ですか。
もしかして、この市場は‥‥
燃えているようなパフォーマンスを見せてくれる市場なんでしょーか?(私の素朴な疑問)
そんな私にBeyuは一言だけ「多分、本物の火災」と、呟いて私の手を引っ張った。
私がBeyuに手を引っ張られて連れて行かれた場所。
そこは、燃えている市場から徒歩7秒(ほぼ目の前)の小さなホテルだった‥‥


※ハラルのメイン・ゲート。
(イヤよー、私!火事に巻き込まれて焼き死ぬのだけはイヤよ!このホテルに燃え移らないよね!?)
そんな私の声に耳を傾けることもなく、Beyuは淡々とチェックインを始めた。
私は自分の不安を和らげよーと、フロントの優しそうなお姉さんに話しかけた。
「何で誰も消火活動しないの?何で皆無関心なの?このホテルに火燃え移ったりしない?」と、尋ねる
私にお姉さんは笑顔でサラっとこう返してくれた。
「運よく誰も死ななかったから誰も気にとめていないの」
「何もしなくたって、何日か経てば自然と火も消えるわよ。わざわざ消す必要無いわ」
「燃え移らないとは思うけど、そうなった場合は死ぬのはあなただけじゃないから大丈夫よ」
‥‥火災の時もアフリカはマイペース。
慌てることももがくこともなく、ただ自然の流れに委ねる彼ら。
とは言え、流石に火災発生から24時間以上も燃え続けているということで、私たちがチェックインした
直後には警察とガードマンが市場周辺に派遣され‥‥
最終的には外出禁止令が警官から出てしまい、ハラル到着早々、ホテルに閉じ込められたヨシダでした

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