

昼寝のつもりが、起きた時には外はもう真っ暗。
遊びに行きたいけれど、アフリカの夜道を女一人で歩くなんてことをココでやらかしていいのだろうか…
ココは遊びに行きたい気持ちを抑えて、明日に備えて大人しく寝るべきなのだろうか。
――――― でも、私は昼寝をしにジブチにわざわざ来たわけじゃーない!
そんなことをダラダラ考えている内にふと昼間にHusseinが言っていたことを思い出した。

※写真は昼間のジブチシティの様子でございます。
そうだ、そうだ、そうだった!ジブチは超安全ってHusseinが言ってたんだった!
「何かあったらHusseinのせいにすればいいよね~

しかーしっ!!
ホテルの一本裏の通りに入った途端、私のニヤケっ面は引き攣りに変わった。
街灯は無く、建物のライトも消え、真っ暗で何も見えない。
辺りをキョロキョロしたところで何も見えやしない。
だけど、Husseinのジブチは安全だという言葉だけを信じながら真っ直ぐ、ただ真っ直ぐ歩いた。

いきなりの出来事に思わず悲鳴をあげてしまった小心者の私。
・・・・・・私は道端に座り込んでいたオバちゃんに思いっきりぶつかってしまった。
真っ暗で何も見えない不安な状況で驚かされた私は一気に心拍数が上がった。
そして、少しイラッとしつつも「人で良かった、人で」と言い聞かせながら真っ暗な道をまた真っ直ぐ進んだ。

・・・・・・私はまた人にぶつかってしまった。
なっ、何なの、この町。
何でこんなに夜の路上に座ってる人がいるの!?ってか、人が全く見えない暗さってどーなの!?

・・・・・・またぶつかった。
夜のジブチが安全だなんてウソだ!
こんなビクビクしながら歩かなきゃなんないのは安全とは言えない!(ビクビクの理由が違う)

・・・・・・もー、こんなとこに座ってないでよー!!(涙)
「これ以上、人にぶつかって驚いて悲鳴を上げるのはヤダ。アー、もゔ!もーイヤ!もー帰る!」
1人でぶつくさ言いながら来た道を引き返すノミの心臓の私。

・・・・・・ん゙もーっ!もーイヤッ!!!!もームリッ!!
静かな夜のジブチシティ(ホテルから僅か15分圏内)で、近所迷惑な悲鳴を幾度もあげながら
無事にホテルに辿り着いた時には涙がボロボロ出ていた。
もうビビリ過ぎて涙だけじゃなく、オシッコまでチビっちゃってたけどね!
(それくらい怖かったんだもの!まー、オシッコだし!大したことナイナイ。もー時効だし!)
いやー、そんなこんなで強烈なジブチ1日目でございましたよ。ええ。
皆さまもジブチへの夜道を歩かれる際はくれぐれも足元にお気をつけ下さいましね。
「お化け屋敷も駄目だけど、夜の路上に座り込んでるジブチのオバちゃんたちも怖くてダメだなぁ」
と、先程の恐怖を思い返しながらパンツを手洗いするヨシダでした
