皆さんは、ジブチという国をご存知でしょーか。
ジブチはエチオピアの隣に位置する小さな小さ~な国で、日本ではガイドブックにも組み込まれておらず、
旅人の中では「特に見所もないツマラナイ国」などと言われている観光客の少ない国でございます。
そんな感じで、ネットの情報や噂を完璧無視した妄想から生まれた期待に支配された私は、エチオピアに
滞在する前に数日間ジブチへ立ち寄ることにしました。
そして―――――――― 成田を出発してから約24時間後。
約丸一日掛けて来たジブチ!妄想と期待を膨らませて足を踏み入れたジブチ!
でも、ソコは私が想像していたジブチ(アフリカ)じゃなかった。
道はコンクリだし、ジブチの人は皆服着てる。建物もめっちゃ建ってるし、全然土っぽくない。

いや~、勝手な妄想を膨らませてジブチへ来た私が悪いのだけれど、コレにはガッカリだよ、ガッカリ!
(私はこんな都会チックな町は怖くて1人じゃ歩けない)
自分の妄想と期待と勢いだけを頼りにしていた私。
それ故に、ジブチの情報も特に調ておらず…到着早々、まさかの立ち往生。
ど~したもんか、この状況。
観光地じゃないから旅行会社も見つからないし、彼らの言語も分からない…ジブチ人の人柄も分からない。
この状況は人見知りの私にはチョットばかしハードルが高過ぎるんじゃなかろうか。
――――――――そうだ、そうだ、そうだった!
私はいつもこういう時、面白いくらい何とかなって来たんだった!(運良くね)
だから、いつものように(ジンクスという名の御呪い)していれば誰かがキット助けてくれる。
「こんなんで本当に助けてもらえるの?」
「誰かが来るの待つより自分で誰かに聞いた方が効率いいんじゃない?」って、思う人もいることでしょう。
だけど、アフリカの場合はコレでイイんです!(少なからず私が今まで行った国は…ね。)
アフリカ人は基本的に人懐っこくて、優しいので(時にはお節介と言う)彼らの目に私が止まれさえすれば
彼らがアレコレ話し掛けて来て、どんどん人が集まって来て、最終的には何とかなりますから!
そんなわけで――――――――
困り顔をしてから10分後には、アラビア語を話す女性に声を掛けられ、コミュニケーションが不十分なまま
彼女に手を引っ張られ、一人の中年男性の元に受け渡されたヨシダなのでした。




