

私がドゴン族の民家を回っていた時の話。
一人の少年が「お腹減ってる?」と尋ねて来たので私は「ウン」と答えた。
すると、少年は私の目の前で飼ってる鳥を一瞬で捕獲したかと思いきや


少年は鳥を気絶させた後、淡々と鳥の毛を毟り始めた。
いつも食べてる鳥とは言え、目の前で気絶させられたり、徐々に毛が薄くなっていく鳥の姿を
見ているのは何だかチョッピリ切なかった。
少年はある程度、毛が毟り終わると、釜戸の火の中に鳥を放り投げた。
そして、たったの1~2分で火の中から取り出して「食え!」と、私に差し出して来た。
そんな焼き方故に、鳥は中まで火が通っておわらず

でも、少年からのワイルドなおもて成しは嬉しかった。というか、面白かった!ありがとう、少年
