ブルキナファソはホンットに観光客が少ない。

その数少ない観光客の殆どはフランス人ということもあり(公用語がフランス語なので)
「初めて日本人を見る」と言うブルキナファソ人も少なくはない。
Bohemian Days... - 自由奔放な女の写真放浪記 --ブルキナファソで出会った男の子

だから、この写真の男の子もその一人だった。

私のことを物珍しそうに見ていたので「写真撮らせて」と声を掛けると、彼は即答でOKしてくれた。
そして、私が撮った写真を見ながら嬉しそうにこう言った。

Bohemian Days... - 自由奔放な女の写真放浪記 --写真も日本人も初めて!

私には生まれてから今の年になるまでの写真がある。
だから自分の成長過程も分かれば、写真を見返すことで鮮明に蘇って来る思い出も沢山ある。

でも、彼には自分が生まれた頃の写真も無ければ、今現在の姿を記録している写真も無い。
過去を振り返る必要はないけれど、知りたくても自分の幼き頃の姿を知ることは出来ない。

写真なんて無くとも立派に生活は出来る。だからカメラも写真も生活必需品ではない。
だけど、自分の歴史をカタチに残せるモノが彼らにもあったらまた何か違うんじゃないかなって思う。

「こういう時にこそ、ポラロイドカメラを持っていたら良かった」と思うヨシダでした

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