

私は正直、この1カ月間くだならい記事ばっかり書いていた。
くだらない記事に気を取られ過ぎて、危うく大切な事を忘れるところだった。
だから、今回はそのことを皆さんに伝えたい。
面白味は無い記事だけど、時間がある方は是非一度目を通すだけで構わないので読んでほしい。

私はアフリカに行く度に現地の人々にこんな質問を毎回される。

その度に私はこう答える。
「もし、怖い・危ないと感じていたら私はココにいません。私は小さい頃から肌の黒いあなた達のような
アフリカ人に憧れを抱いてしました。だから、私はあなた達に会いに来ています」と。
そう答えると大体珍しがられる。
そして、必ずと言っていいほど、次はこんな言葉が返って来る。

私も彼らの疑問はとてもよく分かる。私も彼らと同じ疑問を抱いているからだ。
私も人に「アフリカへ行く」という話をする度に「危ないからやめなよ」と、言われる。
「じゃぁ、私が今から行く国に行ったことあるの?」と聞くと大半が「無いけど、よくニュースとかで危ないって
言ってるし

日本人は噂やニュース、自分の目で確かめてもいない情報に囚われ過ぎていると思う。
「アフリカ全体が危ないです」なんていうニュースは絶対にやっていない。

残念ながら今も情勢が安定しない国は正直ある。でも、そんな国はアフリカのほんの僅かの国だけ。
なのに、ほんの僅かな国の出来事を日本人の私たちは「全てのアフリカ」として見てしまう。
そのことに関してはマリの人々だけでなく、エチオピアの人々も悲しんでいた。
そんな彼らは「アフリカは平和だよ。少なくとも私たちの国は平和だよ。私たちは貧しいかもしれないけど
それでも毎日小さな幸せを感じて、誇りを持って生きている人ばっかりだよ」と、力強く語りかけて来る。
その度に私は「あなたたちを見ていれば分かるから。私にはそれは伝わってるから大丈夫だよ」と返す。
そうすると彼らはホッとした表情をする。

正直、私には彼らの国や人間一人一人の歴史は分からない。
だけど、彼らの力強い目を見ていれば彼らがどれだけ充実した毎日を送っているかは伝わって来る。
彼らにはお金や名誉などの富とは違う、お金では買えない富を持っている人が本当に多い。
だけど、これは遠く離れた日本人には中々伝わらないことなんだと思う。
そして、今回そんな私たち日本人にメッセージを送りたいと私に伝言を預けた女性がいました。
彼女はマリのバンバラ族の女性(下の写真の女性)私は彼女との約束通り、皆様にその伝言をお伝えします。


私は少しでも「アフリカ=危ない」という偏見を抱いている人が減ってくれることを願っている。
そして、一人でも多くの日本人がアフリカという大地に足を踏み入れてくれることを願っている。
だって、そこには日本には無い"何か"が沢山埋もれている魅力あふれる国々なのだから。