

ティエベレの宿泊施設は、私が泊まるホテルとは呼べない簡易宿泊施設のみ。
そして、この町もティレリ同様に電気が無いので日が暮れると真っ暗で何も見えなくなる。
だから、私は日が暮れる前にシャワーを浴びようと思ってホテルへ戻った。
だけど、いくら施設内を探してもシャワー室らしきものが見つからないので、私はオーナーに場所を尋ねた。
すると、彼は黙って私にバケツ一杯の水と割れたコップを渡し、一言こう言った


(この割れたコップでバケツの水をすくって、水浴びをしろってことか!)
私はバケツ一杯の水とコップの使い方は理解した。でも" 好きな場所 "という意味が分からなかった。
※ドレッドが凄くステキなホテルのオーナー
だって、何処でもいいから好きな場所!って言われても

何もない大地で真っ裸になるってのは、私の幼児体型を晒すって事でしょ―――――――っ!?!?
それを気にせずにアフリカの大地で真っ裸になれるほどの勇気が日本人の私には無い。
そう、私には無い












でも、気付いたら私は裸にタオル一枚という状態で、バケツとコップを抱えて、草むらへと向かっていた。
そして、ホテルからチョット離れた場所でタオルを外した私は


な、な、な、なんてキモチがイイんだぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
外で真っ裸になることがこんなにもキモチのイイことだったなんて私24年間も知らなかったよ―――ッ

アフリカの大地でスッポンポン!ブルキナファソの田舎町でスッポンポン!
もう、何だか楽しくって、可笑しくって仕方がなかった!絶対に東京ではこんなこと出来ないもの!
そんな解放的な状況に興奮しつつも、やっぱり時々、通行人の視線や話し声にビクついたりもした。
けど、それがまた楽しかったりもした。もうこの際、何でも楽しいっ!
今回の旅で私が一番思い出に残った出来事は、コレかもしれない。ってか、コレ!
それくらい良かった!解放的な水浴びっ!
もし、皆さまがアフリカ旅行(あるいは違う国)でこのような機会がありましたら是非!
ビビらず、拒まず、思いきってトライしてみることをオススメいたします!絶対キモチイイです
