マリ6日目≪Part2≫

カラン氏の家でご飯をご馳走になった後は、Cisseと洋服を作りに行くことになった私。

Cisse曰く、ラマダン明けは新しい服を着るという習慣がマリにはあるらしく、折角の機会だから私も新しい
服を仕立ててもらおう!ということになったのだ。
Bohemian Days... - 自由奔放な女の写真放浪記 --生地を選ぶ私
※別に頼んでもいないのにCisseが私のカメラを私物のように使って撮ってくれた写真

地面に売り物の生地がイッパイ置いてあるのが生地屋。
踏まれようが、土が付こうが気にしない。それがアフリカの生地屋

まぁ、ソコでしゃがんで自分の好きな生地を選ぶんだけど
どの生地もアフリカっぽいデザインで超カワイイ!色も柄も豊富過ぎて優柔不断な私には中々選べない。

結局、1つに絞れず、2つの生地を購入した私。
結構高いのかな?なんて恐る恐る値段を聞いてみたら、なんと2つで約600円!
Bohemian Days... - 自由奔放な女の写真放浪記 --もっと買えばよかった

そんな欲張りな思いを抑えながら、次は買った生地を持って近くの仕立て屋へ。
仕立て屋のオジさんに「どんなデザインが欲しいんだ?」と聞かれたので「ロングワンピース!」と頼んだ私。

だけど、オジさんは"ロングワンピース"という単語を知らなかった。
だから、私は適当にロングワンピースの絵を描いて、おじさんに見せたんだけど

Bohemian Days... - 自由奔放な女の写真放浪記 --足りない
と、アッサリ言われ、ロングワンピースは却下。

「じゃぁ、どうする?」となり、でも、どうしてもロングワンピースがいい!と諦めの悪い私。
「じゃぁ、君が描いた絵に近いモノを僕が作ってみるよ」と言ってくれたおじさん(仕立て代は2着で約800円!)
Bohemian Days... - 自由奔放な女の写真放浪記 --仕立て屋のオジさん
※仕立て屋のオジさん

私はおじさんのその言葉を信じて、8時間後に仕立て屋に戻った。

でも、あのオジさんは居ない。
直接お礼を言いたかったんだけどなと思いつつも、その場に居た若いお兄ちゃんから出来上がった服を
2着しっかり受け取って、どんな服が出来上がったのかとワクワクしながらホテルに持ち帰った私。

そして、ホテルに戻って袋を開けた瞬間、も~う私はガッカリした!
Bohemian Days... - 自由奔放な女の写真放浪記 --適当

そりゃー、あの場に居られないわな。
完璧私の書いた絵を無視してる。もう何とも言えない中途半端なカタチ!そして、中途半端な丈!

試しに1回着てはみたけど、カラン氏Cisseに「変!」って言われちゃったし。
残念だけど、もう着れないなぁあ゙~、何だか勿体ない、あの布。

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