

ティンブクトゥという町に軽飛行機で向かうことになった。
私は凄い嬉しかった。それは決して、ティンブクトゥという町に行けることが嬉しいわけじゃない。
じゃぁ、何が嬉しいかって?


※この写真は私が後に見ることになるティンブクトゥの街並み
モプティの小さな小さな空港までは彼に送ってもらったのだが

彼はその途中「一緒に行きたかったんだけど一緒に行けなくてゴメンね」的なことをズット言っていた。
いやいや


(私としては君が居ない日があっても全然OKなんですから!寧ろ、私は少し一人になりたいのですから


※この写真は私が後にティンブクトゥで出会った男の子たちの写真
そんな風に思いながら到着した空港には、土産物を両手に沢山持った売り子たちが私達を待ち構えていた。
彼らが売っているアクセサリーはとても可愛くて魅力的。だから欲しい!
だけど、ココ数日、Cisseとの日々に疲れ切っていた私には値段交渉をして買う気力が無い。
そんな私の状況を察したのか、Cisseが売り子に近づいて何かを話し始めた。
そして、戻ってきた、Cisseが私に差し出したのはネックレスとブレスレッド。

なのに、私は君のことを自分勝手なヤな奴だと思っていた。
君のことを本当に誤解していた。そんな失礼な勘違いをしていた愚かな私を許してほしい

そう反省していた私にCisseが放った言葉がコレ。

だよね~、だよね~、そうだよね~。
その優しさには何か理由があるよね。そりゃ無償で何かを与えてくれるなんて無いよね~。
あ~あ、一瞬でも喜んでしまった私がバカだった。チキショ~!
CisseのG-shockのおねだりは飛行機が来るまでの1時間ひたすら続いたのであった。