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アルゼンチンはワイン天国メンドーサから
チリのサンティアゴへ渡り、
都会すぎるサンティアゴはチラ見をして
僕らは北へとむかった。




目指すは、アタカマ。

アタカマへの
移動手段は飛行機もしくはバスであるが
予算の問題で
選択肢は最初から2つで1つ。
聞かないでください。
ビンボー学生バックパッカーは
バスを使うんです。



さて中部サンティアゴから
北部アタカマへのバス
何時間かかったでしょう。




チリって
南北に長い国なんです。




答えは
24時間42分。
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意味がわかりません。
旅史上最大の移動時間。


一度、中国で
硬座とかいう直角の椅子に座って
22時間、電車移動したことがありますが
その記録を約3時間更新。
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バスの中は地獄でした。
もう感想はそれだけにとどめておきます。
相棒の人を殺したかの様な表情から
察してください、みなさん。
2度とのりたくありません。
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さて今日もアタカマに到着して
そこで感じたことを
ありのままに
綴っていけたらと思いみす。







アタカマってなんぞや。

アタカマはチリ北部にある街。
自然が広大で
バックパッカーには人気の街。



塩湖でぷかぷか浮いて
本を読んでみたり。
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潮の砂漠をみたり。
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大自然の中を自転車で走りまわったり。
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月の谷と呼ばれる
潮と砂でつくらている谷にいったり。
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砂漠にいったり。
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とにかく自然と向き合えた街だった。


そんな自然の中でも
アタカマで最も有名なものが





星空。





アタカマの星空は世界一。




そう言われるほど
アタカマの星空はすごい。





僕もこれまでたくさんの星空を
世界中で見てきた。



地元三重県伊勢市の星空。
タイ、パイでの星空。
ベトナム、サパでの星空。
ミャンマー、パガンでの星空。
アルゼンチン、エルチャルテンの星空。
タンザニア、ザンジバル島の星空。





それでもこのアタカマでの
星空は世界一の名に恥じないものだと思う。





僕は旅に出る前
世界一の星空ってのは
星が一番たくさん見えるところ
だとおもっていた。




実際
星の数で言えば
ここアタカマより
星がたくさん見えるところが
たくさんあった。




それでもここが世界一だと思う。




答えは単純に星が
一番綺麗に見えるからだ。




たとえば
東京で星空を見ようとすれば見えない
少し郊外に出ても
見えて一番星、二番星程度。
もちろん世界一とは言えない。



では
アルゼンチンのエルチャルテンはどうだろう。
ここは星が見えすぎる。
意味わからないほど星が空にちらばり、
逆に空が汚く感じてしまう。
星がありすぎて空が汚い。
これも世界一ではないと思う。






アタカマの星空を見ておもった。
星空ひとつにしても
僕はたった22年間しか生きてこなかった
固定概念をもって
物事を見続けてしまっていた。




世界一綺麗な星空
世界一星が見える場所




実際
アタカマ星空
と検索をすると。

「世界一の理由がわからない。」
「○○のほうがたくさん星があった。」

という様な意見を目にする。





それは彼らが
以前の僕のような考え


世界一綺麗な星空
世界一星が見える場所


という固定概念をもったまま
アタカマの星空を見たからではないか。
自分が生きてきた中で
作られた眼鏡をつけたまま
この星空をみたからだろう。





別に
どこの星空が世界で一番だとか
そういう話をしたいのではない。
星空に対する考えなんて
人それぞれあっていい。
日本の自分の地元の星空が世界一だ
という意見があっても全然いいと思う。








ただ
なにごとに対しても
まず自分の固定概念=色眼鏡をはずしてから
向き合ったほうが結果的に
人間は成長できるんだな
ということを実感した。




アタカマの星空だって
これまでの眼鏡をつけたまま見ていたら
まずこんなブログなんて書かかず
なにも考えずに周りに


「アタカマの星空は大したことない。」


と愚痴をこぼしていただけだろう。







人間はきっと
一生雑魚でいないといけない。
いや、正確には
自分のことを雑魚だと
認め続けることが大切だ。



まずは自分はたった22年間しか生きてない
鼻くそ雑魚なんだから
くそみたいな眼鏡はずして
裸眼で物事を見て、聞いてから
自分の中で考えて、考えて
その考えをまた新たに自分の眼鏡に
付け足していくことで
雑魚も雑魚なり成長していくはずだ。





そうすればいつかきっと
なにごとも色々な角度から見ることができる
そしてかけた年数より価値のある
世界で1つだけの眼鏡を
持てる日がくるはず。







僕の眼鏡はまだまだ
22年もの。
一生雑魚であれ。

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