腐れ縁。
離れよう、縁を切ろうとしても断ち切れない
好ましくない関係。
高校のときには担任の先生が
僕と僕が今共に旅をしている
渡辺暖にかけた言葉。
一応。ほんとに一応。
地元の進学高校にかよっていた僕らだが、
授業がつまらなすぎて
一緒によく授業をぬけだしたり
休んだりしていた。笑
僕にとって学校に行く理由は
学問ではなく
暖を含めた友達に会うため、
ほんとにそれだけだった。笑
冒頭に一応とつけたのもそのためだ。
僕らにとっては進学高校でも
なんでもなかった。笑
渡辺暖。
同じ伊勢出身で
小学校の時は共にサッカーをし
僕のチームが馬鹿にしていたチームに
暖は所属。一度だけ、雨の泥試合で負けた。
中学の時は同じクラブチームに所属。
高校も同じになり
同じサッカー部へ。
ふざけすぎた高校時代故に
二人とも浪人をし
奇跡的に同じ予備校、同じ寮で
一年をともにした奴。
よく人に
「お前ら揃えてるの?」
とか聞かれるが
特にそんなことはない。
浪人のときなんてほんとに驚いた。
個々人が選んだ寮に
いきなり知っている顔がいるのだから。
まぁまさしく
腐れ縁だ。
アジア。ヨーロッパ。アフリカ。
と終わり南米大陸に上陸したわけだが
なぜ今、こいつといるのか?
俺「俺、一年休学して
世界一周してくるは。」
暖「じゃあ俺も休んで、途中合流する。」
俺「えっ、、、まじか。じゃあどこ。」
暖「南米で。」
俺「ほな、南米の1番下の都市集合で
南米うねりながら縦断しよ。」
暖「下で空港ある感じの1番大きな街は
ブエノスアイレスかな。」
俺「じゃあそこ集合で。」
ってな感じで
今横にいるわけだ。
今回ばかりは少し歩幅をそろえた。笑
さすがにブエノスアイレスで
奇跡的には会えないから。笑
懐かしかった。
俺「明日、高校休も。」
暖「おけ。じゃあとりあえずプレップで。」
※プレップ= 一応。ほんとに一応、塾。
通称、僕らの遊び場。笑
高校休んで
自分達の好きなことをやる。
あの感じと全く同じだったから。
地球の裏側から
いきなり友達が飛んでくる
なんてことが起きるのも
僕の旅だ。
きっとこの先
こんなに長くこいつ
アホできることはもうないだろう。
だからこそ。
真剣に馬鹿にしてやろうと思う。
同期は就活。大学卒業して社会人。
僕らは南米アンポン旅。
同級生はセンター試験対策。
僕らは抜け出して河原へ。
あの時のように
また、人生遠回りしそうだけど
後悔ない人生にはなりそうだ。
そろそろ
お互いの親が泣いている頃だろう。
ごめんなさい。渡辺家の皆さん。
少し愛しのだんちゃんおかりしますね。
ってことで
南米編スタート。