本日、スタジオUにお越しのクライアントさん。

元々以前の五反田整体院時代の方で、実に2年振りの再会。

長年、剣道をされており今も子どもたちにも指導されている方。

だが今回は上半身の痛みがずっと改善せずにいたところ、こちらを思い出して来てくださった。

お会いして一目見ると、もう完全に姿勢が後方重心に崩れてしまっている。

なので、セッションの大半は姿勢指導となる。

ただ、そこは流石に剣道家の方。意識を変えるとみるみる身体は変化していく。

最近、自分自身も姿勢の学びを深めていることもあり

姿勢指導の大切さと、その大事な要素は武道の中に残っていることをお互いに語りあった。

そして、

正座・跪坐(キザ)・蹲踞という正しい座り方と、日本人の骨盤の形状上、『絶対におしり(坐骨)はついてはいけない』という姿勢指導を剣道を習いに来ている子どもたちにもご指導いただくようお願いした。

その方は、剣道だけでなく居合も学んでいた方だったので

『絶対におしり(坐骨)はついてはいけない』ということは居合道の中では指導を受け実践していたのだが、剣道指導の時には意識から外れていたそうなのだ。

昭和33年以降、この国の小学校の教育指導要綱の中から【姿勢指導】が消えてしまった。

なので、今の日本人の大半が姿勢の指導も受けていないし

何をもってして正しい姿勢なのかもわからない人ばかりになっている。

でも、逆を言えば剣道の場やバレエスタジオ、その他各スポーツの場で正しい姿勢指導が浸透していくことでこの流れを変えていけるかもしれない。

すぐには変わらないけど、小さなところから変えていく。

まず知っておいてほしいことは、

日本人は、絶対におしり(坐骨)はついてはいけない民族だということ。

ま、今の常識は全員ついてますけどね。

ここが今の現在地。

常識を変えると、身体は変わっていくものです。


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