『尻尾を巻く』とは・・・?

負けて相手に従う意味を示す言葉であり、降参するなどの意味として用いられる。

主に語源としては、

≪負け犬が尻尾を巻いて逃げるさまから≫ という説が有力とかなんとか。

なぜ犬などの動物のしぐさが人間にも用いられるのか?

と疑問に思う方もいるかもしれない。

犬には尻尾があるけど、人間には尻尾無いやん。と。

・・・が、残念ながらあるのです。
人間にも尻尾が。

【尾骨】という骨が、尻尾として今でも存在しているのです。


この、赤い丸で囲んだ部分が尾骨(ビコツ)であり
よく聞いたことがある仙骨(センコツ)とは別の骨なのです。
※ちょうど仙骨に繋がるように存在する尻尾の骨。

で、この尾骨という骨

骨というよりは、もう尻尾そのものとイメージしてこの先読み進めていただきたいのですが、

1日中PC作業で座り続け、夜は夜でスマホ片手にソファーに座り続けている毎日かと思いますが、

大抵何も身体に意識を向けていなければ、その座る姿勢はよろしくない事と思われます。

具体的には、尻尾の状態としてはこんな感じでしょう。

なぜ、姿勢が悪いのがよくないのか?

それはもちろん、血流が悪くなるからという大原則があるわけなのですが、

それと同じぐらい問題なのが、

【姿勢が脳に影響し、思考や行動にも影響を及ぼす】

ということ。

いつものようにただ座って仕事をしていたら、

『お前の人生は、すでに負けていて降参しているな』

などと突然指摘されたとしても、その自覚は持てないとは思いますが、

1日中、意識せず座り続けて尾骨を曲げた姿勢でい続けるというのは、

結局のところ、1日中尻尾を巻いた姿勢でい続けているということ。

立ち上がり、前向きに一歩を踏み出そうとはとても考えられない。

常に、負けて降参しているマインドに脳がさらされることになってしまうのだ。


ちなみに、

この【尻尾を巻いた姿勢】の完成型と呼ばれるものが、

あの皆さんご存知の

【体育座り】

ってやつです。

ちなみにこの【体育座り】の原点は、諸説あるそうですが

元々は第2次大戦中、ナチスドイツがユダヤ人に対して行ったものと言われている。

その時は【体育座り】ではなく、【囚人座り】と呼ばれていたとのこと。

もちろん過去の歴史の事なので、どこまでが真実なのかは不明な点もありますが、

身体のシステムから考えると、何とも【囚人座り】とはよく言ったもの。


身体のシステム上ハッキリと断言できることは、

尾骨が崩れた、尻尾を巻いた状態で座り続けているということは、

負けて相手に従い、降参するマインドを脳に自ら刷り込ませている行動ということになる。

【健康の為に姿勢を良くする】などという、そんな甘い状況はとっくに過ぎている。

生きるために、姿勢を意識して座り方ひとつからも日常生活から鍛え直す必要があるのです。

姿勢は死生。

『今の自分の姿勢が、そのまま自分の生き死にになるぞ』
と、我が合氣道の師にその昔教えて頂いた。

変えていくのは、自分自身で日常生活の中でトレーニングをするしかない。

最近の身体調律セッションは、座り方指導も徹底して行いますよ。

それぐらい、日常が自分の身体を作っていくのですから。

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