初めて野口整体を学ぼうと思った方が、
『風邪の効用』を買ったけど、結局押し入れにしまい込んだ、
なんて話が、特に以前はよくありました。
皆さんはどうですか?
購入した本を愉しく読めていますか?
「全然理解できない・・」と、つらくなっていませんか?
本の読み方や選び方を間違えたばかりに、
野口整体を学ぶのをあきらめている人がいるとしたら
あまりにももったいない!
このブログでは、学びの意欲がますます湧いてくる!
本で学ぶ時のコツをナビゲートします!
ポイントは3つ
◎最初に選ぶ本が間違っているかも【本選びのコツ】
◎理解しようとしてませんか?【本の読み方のコツ】
◎番外編:野口整体をきちんと修めたいと思うなら、この読み方はNG
ひとつひとつ詳しくご説明していきますね。
◎。~*
最初に選ぶ本が間違っているかも【本選びのコツ】
多くの方が最初に手に取る本は、
一昔ですと『風邪の効用』、
今でしたら『整体入門』、『体癖』あたりでしょうか。
いずれにしても、興味深く面白く読めているならOK。
ただ、最初に『風邪の効用』や『体癖』を読んで、
挫折してしまう人が結構いらっしゃるように思います。
まず、初心者の方にお薦めなのは以下の4点。
・『整体入門』(ちくま文庫)
・『健康生活の原理』
・『整体法の基礎』
・『愉氣法Ⅰ』(上記3点すべて全生社)
「愉氣」「整体」といった、
野口整体のキーワードに親しみ馴染んでいく、
そんな気持ちで読まれることをお薦めします。
決して、内容の全てを理解しようとしてはいけません。
(挫折の原因になります)
理解しようとしてませんか?【本の読み方のコツ】
多くの方が、無意識的にでも、
「頭で内容を理解しよう」「全部理解しよう」と思ってしまうものです。
でも、晴哉師の言わんとしていることを、
一気に、しかも全部理解するのは無理です。
(学んで何年経っても、本当に理解できているのかなんて、正直分かりません。)
それは、晴哉先生から学ぶ奥深さの現れでもあるのですから。
一生ものだと思って、コツコツ学んでいくのが、
結局は早道ですし、確実な学び方です。
本を読むときには、内容を頭で理解しようとせず、
晴哉師の香り(氣)に触れようというつもりで読むことをお薦めします。
ただその氣に浴しましょう。
体全体で学びましょう!
私たちの会の代表の長谷川は
「全生社の本には、晴哉先生の香りが感じられる」と言っています。
他の出版社から出ている本をお持ちでも、
もし同じ本が全生社から出ていれば、
読み比べ(触れ比べ)しても面白いですよ。
番外編:野口整体をきちんと修めたいと思うなら、この読み方はNG
私たちの会の代表長谷川が、
整体を学ぶ講座で必ず言うことがあります。
それは
「一定期間、晴哉先生以外の本を読まないでください」
ということ。
井本整体の人体力学、片山洋次郎先生、金井省蒼先生、
そして、長谷川淨潤の本もとても魅力的ですが、
一定期間は、読まない。
晴哉先生の本だけにどっぷりつかることが必要だというのです。
それは、プチ・疑似師弟関係を結ぶようなものかもしれません。
将棋界もそうですが、師匠は弟子に、
知識や技術を直接的に教えるということはないそうです。
ただ、師匠と同じ釜の飯を食っているだけ。
なのに、強くなってしまう。その原理です。
また、「野口整体」と言っても、指導者により、
言葉の使い方、伝え方、内容が違っていることが多くあります。
大きな違いでしたら分かりやすいのですが、
多くの場合、その違いが微妙で分かりづらいことがあり、
それによって混乱してしまうことがよくあります。
ですから、特に、これから、ある程度きっちり
学んでいきたいと思っている人は、一定期間、しっかりと、
晴哉師の氣、言葉に馴染んでいくことをお薦めします。
(それは内容を理解するということとイコールではないことは、
先に述べた通りです)
最後に
本で学びを進める中で、多くの方が体験する一つの壁は
「本を読んだだけではわからない」ということ。
活元運動の「誘導法」を活元運動だと誤解していたり、
「愉氣」=「手当て」だと思い込んでしまったりするのは
よくあること。
そういう意味では、やはり、本だけではなく、
直接学べる場で、実際に確認するのが一番の早道です。
当会では、“晴哉師が伝えていたことをできるだけそのまま残していきたい”
と考え、講座を組み立てています。
野口整体の基本的な用語の正しい理解も含めて、
まとまった形で学びたい方は、気軽に門をたたいていただきたいです。
まずは【整体法修得コース体験会】へぜひご参加ください。