野口整体を学びたい!

そう思って、ネット上で講座検索をすると、

多くの方が「???」となり、こう思うのではないでしょうか。

 

「講座によって、学べることが全然(または微妙に)違うのはなぜ?」

「野口整体と書いてあるけど、本に書いてない言葉が出てくるのはなぜ?

 野口整体じゃないの?」

ーーーーーーと。

 

 今回のブログでは、

以下の3点についてお話ししていきますね。

 

 

野口整体を学ぶのに、なぜ主催者ごとに講座内容が違うのか?

②間違いのない講座選びをするための重要ポイントは?

のべ6千人以上の卒業生を輩出

「整体法修得コース」の特長

 

 

 

 

 

  ①野口整体を学ぶのに、なぜ主催者ごとに講座内容が違うのか?

 

それは多分に、特に晴哉師がご存命の時代、

伝統的な野口整体の継承が、師弟制度の中で行なわれてきたから、

ということが大きいのではと思います。

(もちろん、晴哉先生も「公開講座」というものもなさっていたわけではありますが)

 

しかも、

そこには育成のための画一的なカリキュラムがあるわけではなく、

師匠を見て学ぶ、という、今でいう職人の世界。
 

「これで卒業」という明確な期限がなく、

下積み時代が10年以上にわたるのは当然だったそうです。
 

そういう目線で見てみると、

 

「なんだか敷居が高いしよくわからない」と思っていた

【整体協会】の学びのシステムが、

「その頃の薫りをいちばん今に伝えている」ような気がしてきませんか。

 

また、

当時から、画一的な講座カリキュラムがあった訳ではありませんし、

今もってそれが提示されているわけではないので、

 

それぞれの指導者たちが、

「野口整体をベースにしている」「源流にしている」と断ったうえで、

 

それぞれが学んできたものを、

それぞれの形で受講生の皆様へお伝えしている、

 

という今の形が出来上がっているのは仕方のないことでしょう。


 

  ②間違いのない講座選びをするための重要なポイントは?

 

正直、これはなかなか難しい問題ですね。

そこをあえて考えるとなると、

以下をポイントにすると良いのではないかと思います。

 

〇【超重要】誰が教えているか。

誰が教えているかは超大事です。

『何を学ぶかより誰に学ぶか』と言いますよね。

 

野口整体は、技術や知識以前に、

その根底にある生命観の響き合いによる学びが

非常に重要なポイントになってきます。

 

同じ技術、知識を学んだにしても、

それをどんな目的で運用するかによって

結果が全く違ってきてしまいます。

 

その指導者の氣に触れてみるには、

今でしたらYouTubeをまずは見てみるでもいいでしょうし、

できれば体験講座に足を運んで直接会ってみるのはとてもお薦めです。

 

 

〇カリキュラムを見るポイント

晴哉師の基本的な書籍にある言葉がどのくらい出てくるかを見ていくと、

どれだけオリジナリティが加えられているかを見る尺度にはなるでしょう。

 

また、

「愉氣法」や「簡単な観察法」を学ぶのが『入門編』

「調律点(処)」や「技術」を学んでいく段階を『中級編』

とすることが多いですし、自然な流れと言えます。

 

 

〇独自の資格授与があるか。また、そのためにテストがあるかどうか。

野口整体を学んだことで得られる「公的資格」はありませんが、

講座によっては、「資格」が授与されることがあります。

 

そのための「認定試験」があるかないかも違いますので、

それは皆さんそれぞれの目的に合わせて選ぶと良いでしょう。

 

〇実績や体験談

とても基本的なことですが、役に立ちますよね。

情報があれば、ぜひ参考になさって下さい。

 

〇質問する

体験会など、現地で、

指導者またはスタッフに質問ができる場があれば、

それを活用するのはとても参考になると思います。

 

当会代表の長谷川は、

「整体協会で学ぶか、岡島師に師事するか」で迷っていた時に、

 

岡島師本人に(!!)

「どちらで学べばいいですか?」という、

超失礼な(笑)質問をしたことがあるそうです。

 

もちろん、まねをしていただきたくはないのですが(苦笑)、

ご自身の目的をお伝えしたうえで、

どこから学べばいいかとアドバイスをもらうのはとても参考になるはずです。

(その時の先方の回答の仕方で、見えてくるものがあるかもしれません)

 

そして、その上で!

最終的には、自分がピンと来るところを選ぶ

ということに尽きます。

 

内なるナビゲーションを信頼して学び始めましょう!

 

(氣道協会道場入口)

 

 

  ③のべ6千人以上の卒業生を輩出!【整体法習得コース】の特長

 

最後に、

私たち氣道協会で主催している【整体法修得コース】をご紹介します。

(2024年度より名称変更しました。)

 

『整体の学校』『整体の学校アドバンス』

『心理の学校』『遠隔整体講座』の4部構成。
 

この講座は、代表の長谷川が、

いつまでも修行が終わらず苦しんだ自身の経験を踏まえ、

 

野口整体をベースにした整体を、

全8~10回で一通り学べるように体系化したものです。

 

これまで、のべ6千人以上の卒業生を輩出してきました。

 

 

◇6つの特長

1,初めての方からプロになりたい方まで、

  目的に応じて身に着けることができます。


2,野口整体をベースにした整体を、

  まとまった形で体系立てて学ぶことができます。

 

3,愉氣法など、技術を使わない援助を学ぶ『整体の学校』、

  操法の“基本型”や最重要の調律点をはじめとした技術を学ぶ

  『整体の学校アドバンス』、と段階的に学ぶことができます。

 

4,野口晴哉師が、体からのアプローチ以上に重要視した

 「潜在意識教育」を、『心理の学校』で学ぶことが出来ます。

 

5,「離れた人に愉氣ができなければ、手を触れた整体はできない」(by晴哉師)

 『遠隔整体講座』で遠隔整体ができるようになります。

 

6,卒業生には、独自の資格を授与いたします。

 

なお、この講座について「体験会」を開催しています。

少しでもご興味のある方は、まずはお気軽にご参加ください!

 

 

【補足】

※野口整体を学ぶという時には、①活元運動をはじめとする、セルフケアを学ぶ、

 ②愉氣法をはじめとする、他者への援助を学ぶ、の2種類がありますが、

 今回は、そのうちの②を中心に書きます。

※「整体」という言葉は、晴哉師が、整体操法制定委員会を立ち上げた時に作ったもので、

 後年カイロプラクティックを「整体」と訳されたために、晴哉師ご自身が「野口」とつけたそうです。

 また、「整体」という言い方は、本来「整った状態」のことを指し、

 そのための援助のことを「整体指導」と言います。

 このブログでは、整体指導のことも、整体と略して表記しています。