現状、トレーニングには多種多様なものが存在します。
ウェートトレーニング、自重トレーニング、体幹トレーニング、ピラティス、プライオメトリクス、加圧トレーニング、チューブトレーニング、クロスフィット、初動負荷、タバタ式などなど、挙げればキリがありません。
何をやったらいいのか、迷いますよね。
あと、例えばウェートトレーニングはやったほうがいいのか否か、という二元性の議論が起こる場合もあります。
これも、迷いませんか?
やるべきだ、やらないべきだ、両方の主張にロジックがあるからですね。
そしてこれらの議論に必ず訪れるのが、「結局ケースバイケースだよね」という着地。
結論のない着地。
のように感じるかもしれません。
けれど実際、僕はこれが本質じゃないかと思ってます。
ケースバイケース。
ケースバイケースで対応できること。
スポーツトレーナーやるなら、選手に何か指導するならこれは必須能力。
要は状況、選手を見て決めるべきということ。
そもそも、状況も変わりまくる、選手のレベルもクセも何もかも全員がかなり異なるような条件下で、これさえやっとけば問題なし!
、、みたいなのを固定するのは中々困難です。
実際、多種多様なトレーニングについても、目的に応じていろんなものを使い分けて行うという形式はオススメです。
僕は身体操作についてばかり発信しているので、ウェートトレーニングやランニング系や上で列挙したようなトレーニングは指導しないようなイメージかもしれませんが、実際のところ、一つの手法だけでやり抜けるほど現場はそんなに甘くありません。
いろんな種類のトレーニングから、常に選択しています。
でもだからこそ感じるのが、身体操作の重要性。
現状、身体操作系のトレーニングは、まるで他の多くの種類のトレーニングと並列かのように扱われています。
断言しますが、これは本質とはかなりズレています。
身体を動かす、つまり運動は全て身体操作です。
だから、どんな種類のトレーニングも身体操作が「そのトレーニングの質」を決めてしまいます。
だから、ウェートトレーニングの有用性も身体操作のレベル次第。
(僕はウェートトレーニングは重量負荷をかけて行う身体操作トレーニングと表現します)
よく議論になる野球の走り込みも、「走り方次第」です。
例えば。
モモ前を使ってしまう走り方だと、いくら走ってもピッチングには良い影響は出ません。
むしろモモ前の筋肉(大腿直筋)が反応しやすくなる影響で腰の開きが早くなったりという弊害が起こったりします。
逆にモモ裏を使った走り方ができていると、ピッチングには良い影響です。
(これは斎藤隆さんも言われていました)
だから、同じ「毎日10キロの走り込み」でも、その質の差は「走り方=身体操作」によって大きく影響を受けるのです。
サッカーの戦術的ピリオダイゼーションにおいても、プロなど高いレベルであれば成立するかもしれませんが、身体操作レベルが低いままやっても中々良い成果は出ない、かもしれません。
以上の理由から、身体操作系トレーニングは、選択科目ではなく必須科目。
もちろん、全ての科目は「俺こそが必須科目だ」と主張するかもしれません。
でもこれではまたもや迷ってしまうかもしれませんので、一つヒントを出します。
「必須科目」が持つ特徴は、『他のすべての科目に好影響を及ぼします』。
それが条件です。
お読みいただき、ありがとうございました。
全てはパフォーマンスアップのために。
中野 崇
追伸
JARTAのあらゆるセミナーは、すべて身体操作系に属します。
それゆえ、他のどのトレーニングとも組み合わせて質を高めることができます。
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