日本文明77の鍵 (文春新書)/梅棹 忠夫
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本書は元々、世界のホテル業界で指導的役わりをしている人たちに、日本をただしく理解してもらう目的で作られたものです。


四季、米の経済、歌と小説、武士、銀、開発、趣味、出版、植民地、官僚、テレビ、ホテルなどなど、日本文明を理解するための77のキーワードを5人の学者が1キーワードにつき3ページ程度にまとめています。


5人の執筆者の中で、園田英弘氏が執筆したものがクールでカッコいいです。


例えば


「ところが、最後の植民地帝国となろうした日本は、その性急な軍国主義においても失敗者となったと同時に、植民地経営においても成功者とはならなかった。」【植民地】


とか、


「強大な軍隊をかいならすには、日本人はあまりに歴史的体験が不足しており、ナイーブすぎたというべきであろう。かくして、日本は西洋文明の摂取に失敗したのである。」【軍隊】


どうでしょうか?