【ロイター】
三菱UFJFG
08年9月中間連結当期利益の期初予想を2700億円としていたが、1000億円台に落ち込むとの見方も出ている。07年9月中間期は2567億円だった。中小企業や建設業、不動産向けの融資で与信関係費用が増加。株式の減損処理については、9月末の日経平均株価は3月末に比べて1割程度の下落だが、「保有株式のうち、一部の銘柄では数十億円から100億円超の減損処理になっており、全体的には相当に膨らんだ」(関係者)という。また、貸出金収益は大きく悪化していないが、収益の柱となっている個人向けの投資性商品の販売や、法人向けのデリバティブ販売が苦戦しており、業績の足かせになっている。
みずほ&三井住友FG
状況はほぼ同様で「相当厳しい決算になる」
三井住友FG
「市場営業部門はそれほど悪くない」
みずほ
業績が大幅下振れになれば、今年度に予定していた最大4000億円の自社株買いの予定を変更する可能性もある。みずほは5月、03年に実施した「1兆円増資」に伴う普通株式の希薄化を抑えるために、2年で8000億円の自社株買いを実施する方針を表明していた。今年度は9月に1500億円の自社株取得をしており、2年間で8000億円取得する方針に変更はないという。
野村証券金融経済研究所の守山啓輔アナリストは「市場環境や業績動向を勘案しながらという条件付きの実施だ。株価の下落により増資の際の優先株が普通株に転換される可能性が低く、今年度の追加実施はないだろう」との見方を示している。