先日テレビを見ていたら、タレントの柴田理恵がこんな体験談を話していた。


「最近信じられないのが小さな子供を居酒屋に連れてくる親」


ある日居酒屋に行ったら、子供達が店内を走り回っていた。迷惑だし、危ない。公然と怒るのは控え、少し隠れて、こちらに走ってきた子供に直接叱った、といった内容だった。


説明中の彼女の表情が怖かったこともあって、若い女性出演者からは「怖―い」との反応。


でも、すぐに彼女は切り返した。「小さな頃に悪いことは悪いと叱り、子供に悪いことを認識させることが重要。認識しないまま成長する子が可愛そう」と。


ごもっともである。



最近人を叱る人が減ったように思える。自分が大人になったからかもしれないが、叱られることも無いし、実際、人を叱っている人をみることも無い。


学校でも、教育委員会がどうとかで、先生が生徒を叱ったりすることも少ないと聞く。

叱られた経験の少ない世代が先生になっているわけで、人の叱り方もあまり分からないだろう。


自分が小さい頃は学校で体罰だってあった。あくびや咳をしただけで叱られたこともあった。

そういった現象は、たるんだ精神が引き起こしているから、らしい。


咳をするなら唾液を飲め!とか、あくびをした奴、今この場で頭から水を浴びろ!なんて、信じられない暴言を吐く先生もいた。

ただ、たるんでいる時に叱られると、気持ちが締まるというメリットは分かる。


叱るというのは体力、勇気も必要。何より叱る相手に対しての気持ちが無ければ叱れない。


嫌われることや問題が起きることが頭をよぎり、「叱る」こと自体少なくなっているのが現状。何より人に無関心だったり、かまっていられる余裕が無い人がいっぱい。


でも、叱ってくれる人ってありがたいよね。

なぜなら、叱ってもらえることで、改善点を認識でき、次への成長に繋がるから。

自分のことは案外自分では気付かないことが多い。

叱ってもらえることで気付く機会が与えられる。


そうすると、柴田理恵はこのご時世、大変貴重な存在ではないか。


今の政治に渇を入れて、叱ってくれる人物って欲しいよなー


某大臣のやりとりを見ていても、素人がやってるのかと呆れるよね。

国を守らなきゃいけない立場なんだよ!?

どうせ大臣と呼ばれる人達はお付きの参謀のアドバイスで動いてるんだったら、特に政治経験なんて必要ないんだろうし。


ならこの際、柴田理恵を大臣にしちゃいましょう。たるんだ政治が引き締まるじゃない。

それでは