ダーウインの進化論だったと思いますが、

「環境の変化に対応出来た種が生き残っている(強い)」

というのがあったと思います。


身体も似たようなものではないかな?と感じているわけですが、レッスンしていると

「先生、猫背ってよくないんでしょ? 私は姿勢が悪くて…」と仰る方がいらっしゃいます。


半分、正解で、半分は不正解かな?


猫背が悪いんじゃなくて、猫背で体が固まっている状態がマズイのです。


結論から言うと、

動作にあった体勢をスムーズに、しなやかに取れるか?

が大事です。


猫背にならないと出来ない動作たくさんあります。


上肢を少し反らさないと出来ない動きもあります。


上肢をひねらないと成り立たない動作もあります。


自分が取りたい体勢に無理なくスムーズに移行できると、身体への負担も少なく、怪我もせずに効率よく動けます。


コレは体勢の変化という環境の変化に対応できるかどうか?ってことですよね。


体を鍛える、ということはその時の環境に身体をどれだけ適応できるか? と言うことだと考えています。


この考え方はリハビリにも応用できます。

怪我をしてても使える部分を無理なく使い、環境に適応させる。

また、ハンディキャップがあってもその状態で最大限に身体能力を引き出して、活かしきる。


ボディポテンシャルは「身体の潜在能力を引き出し、動作改善のトレーニング」です。

一人一人、身体能力は違います。

どこまで環境に適応できるか、個人差があります。

それをボディポテンシャルは個人の持つ身体能力を改善し、潜在能力を引き出してくれます。


マンガ「美味しんぼ」に料理人は素材の持ち味を最大に引き出すのが仕事、みたいなことがありましたが、ボディポテンシャルは身体能力の料理人なのかなぁ。

ひとつの食材が料理人によって和食にも、フレンチにも、イタリアンにも中華にもなる。

自分が自身の体の料理人。

そして変化にしなやかに対応していく。


ボディポテンシャルって面白いです。


ボディポテンシャルについては


日本ボディポテンシャル協会