先日の3月度フォローアップ研修会。

参加者は3人。

E指導士がまもなく某施設でボディポテンシャルのデビューレッスンするため、徹底的に演習をしましたです。


まずは、90分の体験会向けのレッスンプログラムで私が模範レッスン。


内容は


・仰臥での身体観察

・呼吸による肋骨、鎖骨の意識

・立位での身体状況観察


再度、仰臥し

・右足首

・右膝立て伸ばし

・右骨盤の前後・上下・旋回


(ここで立位で歩行。ボディポテンシャルする前と後での感覚の違いを観察。

結構身体変化が出ます)


仰臥し上記の左部分のボディポテンシャルを実施


(再度歩行し、身体感覚のチェック)


・座位で両腕を動かし、肩や腕の様子をチェック

・仰臥し、右腕を動かして肩甲骨の動き

       (コレ、DVDにも映像が納められてます)

・座位で両腕を動かし、左右差のチェック

       (これでボディポテンシャルした腕や肩は軽くなります)

・再び仰臥し、左腕を動かして肩甲骨の動き

・座位で再度、腕や肩のチェック


・仰臥し両膝をそろえて立て、腕は胸の上で交差させて乗せる。左右に転がる(横臥)

・転がる時、脊椎のひねりの順番を意識

・足から横臥したほうが楽なのか、頭から横臥したほうが楽なのかチェック

・左右、どちらに転がりやすいかチェック


・身体観察(最初と最後でどれくらい変化があるのか、ないのか、よく分からないのか)


というレッスンプログラムを提供。


体験会用なので体の動きの癖をつかみやすくプログラムを組んでいます。

(これ以外にもプログラムはいーーーーーーっぱいあります)


そして

ブレーンストーミング。


E指導士、体験会に向けて自信がついてきたようで良かったです。


ブレーンストーミング中、感じたこと。

歩き方の話をしていた時。

E指導士、歩く時の重心のかけ方や軸の感覚、結構知識はあるのですが、

同席していたS指導士から

「E先生、じゃあ、あなた自身はどんな歩き方をしていると思いますか?

歩く時、どんなことを意識したことがありますか?」

と言われた時、言葉に詰まってしまったのですね。


そう、E指導士だけではありません。

知識はいっぱい持ってる。実際にレッスンでも指導している。

でも自分がその行動(ココでは歩行)を取っている時、普段教えていることを自分もしてみたことがあるかどうか?


実はねぇ、意外と自己検証しないまま指導してる運動指導者、多いですよ。

何故、分かるか?って?

ちょっと突っ込んで質問するとしどろもどろになる。

言葉が表面的。自分自身の言葉で伝えられていない。

本で読んで知っている以外、つまり想定外の事聞かれると答えられないのです。


勉強したことを、人さまに教える前にまずは自分が実行する。

その時の感覚を大事にし、いろいろな動きに結び付けて考えてみる。

この作業、メンドクサイけど、省いてはいけないことです。


昨日の記事に4月のフォローアップ研修会のこと書いていますが、実は自己検証を何人か集まってしてみるという目的もあるのです。


歩行のレッスンする時、片足に重心がかかった時、


骨盤が横に飛び出ない


と注意点を言いますが、足裏に均等に体重が乗っていると(ヨーガのトライアッドですね)、骨盤は横に飛び出にくくなります。

つまり

骨盤が横に飛び出しやすい人は、足裏の体重のかかり方が外側に偏っているケースが多い。


資格取得研修会ではここまで研修しません。

これは自分がボディポテンシャルトレーニングして気付いたことです。

(他の指導士も研修後、しっかり自己検証して同じような感覚をつかんだと言っていました)


指導士は


勉強したことをただ伝えれば良いのではありません。

伝える前に

自己検証しましょう。そして自分のモノにして、自己経験という感覚の裏づけを持ちましょう。


そうすれば


本質を外さす、適切な語彙で適切に伝えられるようになります。




ボディポテンシャルについては


日本ボディポテンシャル協会