ボディポテンシャルのレッスンでよく言われるのは
意識を向けて動きましょう。
ただの反復動作にならないように注意して。
シンプルかつ奥の深い言葉だと思います。
人の身体って面白いなと感じるのは、同じ動作を繰り返しているのに改善が見られる場合とあまり変化が見られない場合とに分かれるということ。
仕事でも同じだと思うのです。
入社したばかりの新人時代、はっきり言ってパシリ状態ですよね。
「なんでこんなこと私がしなくちゃいけないわけ??」とぶーたれた経験、あると思います。
私自身、学校出て社会人なった時、同様でした。
入った会社がフリーペーパーを出してる所。
配属されたのは編集部。取材に写真撮影、原稿書きがメインの職種です。
(あ、ライター経験者なのに文章下手くそとなじらないで下手だと痛感したから仕事変えたんです)
最初は読者の投稿はがきの整理。
読者プレゼント等の発送。
制作部が紙面割付した割付け表と原稿を工場に持っていく。
まー雑用ですね。
とーぜん楽しくないわけです。
ある時、先輩と話してて言われたんですね。
「早く取材して記事を書きたいでしょ。
でもね、読者が送ってくれるはがきに目を通すこと、読者にプレゼントを発送すること。これは記事を書いていく上でとても大事。読者がどんなこと感じているのか、はがきから読み取れることがたくさんあるでしょ。そして読んでくれる読者にこちらの感謝の気持ちとしてプレゼントを贈る。共感される記事の原点じゃない?
印刷工場の現場の方たちと親しくなることで新聞が出来上がっていく工程を肌身に感じられるでしょ?いい紙面を作っていくうえでこれも大事なこと」と。
(20年前なのでアナログな工程です。今とは制作過程は全く違う)
それまでただ漠然と単純作業のように、ただ反復してただけ。
そこからは何も気付きが出来なかった。
先輩に言われてから、いろいろなことに意識を向けるようにしてみました。
いやぁ、いろいろな有益な情報はごろごろ転がっているモンですね。
身体動作も似たようなモノだとポテンシャルトレーニングをしてるとよく感じます。
直立状態での体重のかかり方、歩行時の体重のかかり方、クラシックバレエで踊っている時の体重のかかり方の移り変わり…。
意識を向けてみると、同じ動作をしていても感覚は同じではないのです。
そう、いろいろな気付きが出来ます。
エアロビクスでも同じ。
同じコリオでも意識の向け方で毎回感じることは違います。
エアロの性質上、どうしてもコリオをマスターすることに追われがちなんですが、自分の体の感覚に意識を向け、体の発する信号に耳を傾けながらレッスンを受けると、同じコリオでも全く違う印象になります。
グレープバインの時の股関節の動きや腕の動きがついた時の骨盤と肋骨の関係とか
Vステップ時に面を変えることで肋骨や骨盤の連動性や足裏への体重のかかり方の変遷etc。
体は意識を向けて動くと、改善向上にむけてスムーズに移行し始めます。
ところが漠然と単純な反復動作になっているとあまり変化は感じられない。
同じコトをしているのに、です。
不思議です。
ボディポテンシャルトレーニングについては
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