なーんか、一昔前の唄のタイトルみたいに

長ったらしい表題になってしまいました。


ボディポテンシャルのスクールの生徒さん。

お一人お一人、お顔が違うように

動き方にも、個性があります。


Aさん、女性。

この方は捻挫をしやすいという

癖をお持ちでした。


ポテンシャルをする前は

1年に数回は捻挫してたとのこと。


ポテンシャル以外の運動経験は水泳。

今も、スイミング教室にも通っていらっしゃいます。


捻挫の原因のひとつは


足首関節と股関節の連動がスムーズではないこと。


足首を旋回させた時に

股関節が微動だにせず

中足骨付近がめっちゃ動いてるタイプ

があります。


こういった足首の使い方をしていると

膝を痛めたり、捻挫につながっていきます。


bone_foot


Aさんもやはり

足首と股関節の連動が曖昧でした。


ポテンシャルのレッスンでは

該当する骨格が

「動いているのか」

「動いていないのか」

「よく分からない」

ということをベースに

身体に意識を向けてトレーニングをしていきます。


人間の感覚って面白いなと感じるのは、


「快」を伴った行動は

無意識のうちに選択するようになること。


例えば、


美味しいステーキと

美味しくないステーキが

あったとします。


過去にあなたはそれを食べていて

どちらのお皿が美味かまずいか知っています。


さぁ、あなたはどちらを選びますか?


値段が違うとかの条件はなしです。


「美味しい」という「快」の経験していますので

当然、美味しいステーキを選びます。


身体動作もそうで

一度心地よい、体に負担の無い動きを経験すると

ナチュラルな動作を無意識に選択します。


Aさん、ポテンシャルトレーニングを始めて数ヶ月たった頃、

こんなことを話してくれました。


歩道で角を曲がろうとした時に

歩道の段差部分に足をのせてしまい、

ちょっと足首を捻るような感じになってしまった。

瞬間、過去の経験から

「ああ、また捻挫する!!!!」と思ったけれど

そのあと、すぐに何とも無かったように歩けたとのこと。


Aさん

「今までだったら股関節が一緒に動かないので

絶対捻挫してたと思う。

ポテンシャルで股関節も一緒に動く感覚をトレーニングしてたから

咄嗟の場合でも、身体が無理なく動いてくれたと思う」

と。


それからAさんはあんなに悩まされていた捻挫とは無縁になっています。


最初は意識を向けてトレーニング。

身体が効率の良い動きを覚えていくと

無意識にナチュラルな、しなやかな動作を行うようになっていきます。


ただし、漠然と動くような体操では身体行動や機能の改善は

望みにくいです。


よくエクササイズとトレーニングを

一緒の概念で捉えていらっしゃる方があります。


ここではこれについて詳細は省きますが、

エクササイズとトレーニングの概念は別物です。

(厳密に区別しにくいケースもありますが)


エクササイズとはどちらかというと「反復的体操」。

トレーニングは「機能改善や向上を目指した」動きです。


機能改善や機能向上を求めるなら

ただの反復ではあまり望む結果は得られないかもしれません。


ボディポテンシャルが

「トレーニング」とネーミングされているのは

そういう理由です。

「ボディポテンシャルエクササイズ」ではないのです。


動きの「質」に意識を向けることで

身体の動作改善・機能向上は可能になります。


動きの「質」には注意を向けず

反復動作の繰り返しは「体操・エクササイズ」です。


ただの反復動作を10回繰り返すよりも

1回でも良いから意識を向けて動いたほうが

動き方は変わります。




ボディポテンシャルトレーニングについては

日本ボディポテンシャル協会


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