先日のエントリーでも子どもの頃、

日本舞踊(藤間流)を習っていた

と書きましたが、

当時のこと、少し思い出したことがあったので、

書いてみます。


日本舞踊を始めたのは3歳。

自分から「やりたい!」と言った記憶は皆無です。


実母によると2歳半頃、地元のお祭り「博多どんたく」前夜祭に

連れて行ったら、ステージの出し物に合わせて、

通路で踊りまくったそうで「この子は踊りが好きなのかも」と。

どーせやるなら「和物」ということで

日舞になったそうです。


「嫌だ」と思うこともなく

楽しくお稽古に励んでおりました。

(と言っても鬼師匠でしょっちゅう叱られてましたが)


小学4年生頃だったか師匠に

「汐くみ」をやりたいと申し出ました。

たぶん、テレビで見たのがきっかけ。


師匠からは

「まだ早すぎる」と却下。


しばらくして、確か、小6か中1だったと思いますが

「やってもよし」と許可。


「汐くみ」についてはこちらのサイト さんをご覧下さい。


時代背景は平安時代。

在原業平とかは知ってました。

(日本の古典文学が好きだったので)


何に苦労したか?

というと

汐をくむ舞。


バケツみたいのにひもつけただけの道具で

海水をくむ。


踊りですから、実際に海水を汲むのでは無く

いわばパントマイムに近い形で表現するのです。


師匠から


「mtちゃんの踊りはただ腕を動かしてるだけ。

海水を汲む前と汲んだ後の動きが全く一緒!

どうしたらいいかは

自分で考えなさい!!!」


師匠、12歳の子どもにそれ要求するか?

と今なら思いますが、

仕方ないので

風呂の水汲みで練習しました。


そうこうしてると

水を汲む前と汲んだ後の

身体にかかる重みの感覚が違うのだ

ということに気付きました。


当時はそこまでしか気付けませんでしたが、

師匠からは何とか合格点は頂きました。


今だったらどうするか?

物を持たない時

物を持った時


骨格の動き(連動や区別、力の伝わり)

重心がかかる位置


をもっと具体的に考えるでしょう。




身体を動かす

身体を使って表現する


これはただ単に腕や脚等を

漠然と動かせば良いのとは違う


「汐くみ」という日舞を通して初めて感じた瞬間だった

と思います。


坂東玉三郎さんも

やはり身体の使い方のために胴体力をなさっていますよね。


ボディポテンシャルトレーニングには

胴体力の要素もふんだんに入っています。


ボディポテンシャルトレーニングについては


日本ボディポテンシャル協会


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