数年前、アメリカのロサンゼルスにあるクリーブランドカイロプラクティック大学で人体解剖実習に参加する機会がありました。実際に、献体を使ってメスを入れることは衝撃でした。

メスで皮膚を切り裂き、そこから脂肪が飛び出て筋肉や内臓が顔をだします。ホルマリンの匂いも漂い異様な感じでハラハラドキドキ。

具合悪くなる人が続出。

私もその一人でした。

ドクターが料理の鉄人のように手際よく神経や筋肉を探し出して病気についてスラスラと体験話を交えながらわかりやすく説明してくれます。

これぐらい知らないとできないと施術者として恥ずかしい。

アメリカのD.Cは(ドクターオブカイロプラクテック)こんなにも勉強しているのかと、驚きを隠せませんでした。

立派な修了証をもらいましたが同時に勉強不足を痛感しました。

もっと、解剖実習をしたい!!

あと1週間でいいから・・・と思った矢先に研修は終わってしまいました。

 

残念なことに日本では法律の規制で医師以外は献体を解剖することはできません。

その為、1回につき50万円ぐらいの費用をかけてアメリカや中国に行くしかありません。

私にとって人体解剖実習の体験は筋着開発の原点になりました。