私が大学で勉強しているのは、人間科学で、「心身相関」というのが学びの中心であります。
人間が本来持っている生命力は、自然の摂理に逆らうことなく、また心身ともにそれを感じる力が失われないように研ぎ澄ましていれば、病気にはならないのではないか。もしくは、自然治癒力で回復もできるのではないか。というのが、私の考えの根本にあります。
さて、そんな私が去年末からパーキンソン病の方のトレーニングを担当させていただいております。
パーキンソン病は難病指定されており、原因には諸説ありますが、脳内のドーパミン不足というのが有力とされており、手足の震え、コワバリが症状で10年程で寝たきりになります。
N様は元々空手などをされており、とても頑丈な身体をお持ちでした。
しかし、最初にお会いした時は、左半身の拘縮が進んでおられ、杖に頼ってちょこちょこと歩く(パーキンソン病特有の歩き方)感じで、椅子への立ち座りも時間がかかる様子でした。
家の中ではお買い物用のキャスター付きバッグを、杖代わりに移動をしています。
トレーナーとしては病気の進行が遅くできたらいいのかな、という思いでした。
しかし![]()
トレーニングを始めてからは、熱心に取り組んでおられ、時間を見つけて自主トレを行い、独自のトレーニング法なども編み出されていました。
昨日のこと、トレーニング中に電話が鳴りました。
その瞬間!!!
キャスター付きバッグをつかんで、すごい勢いでN様が走ったのです。
え゛~~
私は目がテン(@_@)でした。
その瞬間、私は確信しました!やっぱり筋トレは凄い。
トレーニングの内容だけではないと思います。
毎日を目的をもって頑張る気持ちがN様を動かしている。
「心身相関」そのもの(*^^*)
このまま回復傾向に向かわれるのか、一時的な回復なのかはまだまだ経過を見なければなんとも言えませんが、「走った~」という事実を前向きに捉えたいと思います。
QOLが上がっているのはまちがいないこと(^^)
トレーナーの仕事って本当に面白うございます。