【炭水化物の話④】
血糖値を気にする=GI値を気にすると
言っても過言ではないのではないでしょうか?
GI値(Glycemic Index)とは、ある食品を摂取した後、その食品に含まれる炭水化物
がどれだけ速やかに血液中のブドウ糖(グルコース)として吸収されるか、
つまりどれだけ早く血糖値を上げるかを示す指標です。
ブドウ糖そのものを摂取した時の血糖値の上がり具合を100とした時、各食品の
GI値を0~100で表します。
低GI値の食品は血糖値の急激な上昇を抑え持続的なエネルギー供給をもたらすため、
ダイエットや糖尿病患者の食事管理などに利用されることがあります。
一方、高GI値の食品は、運動前や急速なエネルギー補給が必要な場合に有用ですが、
過剰摂取による健康リスクにも注意が必要です。
参考までに低GI、高GIとされる主食をいくつかピックアップします。
「低GI」
・玄米
・オートミール
・そば
・全粒粉パスタ、パン
「高GI」
・白米
・うどん
・パン
・じゃがいも(調理法による)
なお、このGI値は完璧な指標というわけではありません。このGI値は
各食品に含まれる炭水化物を50g摂取した時の血糖値の変化を示します。
白米であれば一膳弱ですが、砂糖であればほぼそのまま50gとなります。
普通は砂糖をそのまま50g食べることはありませんね (ありませんよね?)
そこで一食分の炭水化物量を考慮した血糖値の上昇度合を表す指標として
登場したのがGL値(Glycemic Load)です。
食品を選ぶときは、低GIかつ低GLな食品を選ぶのがベターですね。