今日はやっぱり雨でした。

午後から降りしきる雨の中、お神輿と

一緒に集落を回って来ました。


一日中、しっかりした雨が降っていた

けど、なんとなく感じたのは…


『あ…浄化の雨だ』


ってコトだった。

雨合羽越しに装束もずぶ濡れになったが

なんとなくカラダが清められむしろ

スッキリとした気持ちになった。


ベトナムという異国の地から技能実習生と

して来日し、集落に住んでる青年2人も

今年は祭りに参加してくれた。

神輿を神社の境内に担ぎ上げ、祭りが

フィナーレを迎え、かき手の皆々が拍手

でお互いを讃え合う中、彼らは笑顔で…


『また、来年』


と言ってくれたのだ。

来年も居てくれるのかい?と聞いた僕に

アト3年は居れる。いや、もっと居たいと

彼らは言ってくれた。


古代より、日の本と呼ばれる我が国。

かつて五色人達はこの国から世界に散って

行ったのだという。

そんな五色人達が再び、日本に集い、

日本の温かい文化を持ってまた

それぞれの地域に戻って行く。

…素敵だなぁ。


彼らの温かいコトバや眼差しは僕にそんな

思いを抱かせてくれたのだった。


確かに世知辛い世の中だけど、

日本の伝統や心遣いと言った文化が日本を

ハブとし、世界に広がれば良いのに…

なんて思った雨のお祭りの一日。


祭りという行事を通じて同じ地域に住む

人々が心を通わせる。


昔は祭りなんかなくても交流は日常だったん

だろうけど、多忙で関係が希薄な現代。


こんな日があるって素敵じゃないか。

素敵な一日に感謝。

いつも地域の安寧を護って下さる神様に感謝。


日々感謝。

いつもありがとうございます。

今日も一日ありがとうございました。