バイデン大統領は、ロシアのプーチン大統領のことを"War Criminal"(戦争犯罪人)と呼んだということですが、それだけでは不十分なので、プーチンとラブロフ外相、ショイグ国防相などの取り巻きを含めて、”War Crimianls and Nuclear Terrorists”と呼び、核兵器使用の脅しが万一実施された場合には、彼ら全員が、全世界から、War Criminal とTerroristとしての責任追及を受けなければならないことを明確にすべきだと思います。
もちろん、ロシアという国の権力者達ですので、国際的な裁判所に引き出すことは難しいと思いますが、権力を失ったときは、War Criminal というだけでなく、Terroristとして裁かれることを自覚させ、戦術核兵器の使用など、権力の無法・無謀・野蛮な行使を少しでも牽制することが必要だと思います。
嘘と陰謀と猜疑心の塊のような人たちのようですので、かえって逆効果になって、余計、権力の維持に執着させる結果となる可能性はあるのですが、これ以外には、戦術核兵器の使用を牽制する有効な手段が考えられません。
なお、ボリショイ・バレエのプリンシパル、オルガ・スミルノワさんが、プーチンの侵略戦争に抗議して、退団したそうです。
英語だと読まない人もいると思いますので、スミルノワさんの端正な踊りを思い浮かべながら、記事の一部の和訳(概要)を付けます。
「ウクライナ人の祖父を持つスミルノワは、以下のように記している。
『私は、私の魂を作るすべての繊維から戦争に反対です。
私は、今まで、ロシアのことを恥ずかしく思うことがあるとは思いもしませんでした。
私は、ずっと才能にあふれたロシアの人々を、文化的な業績やスポーツでの偉業を誇りに思ってきました。
でも、私は、今、過去とそれ以後を分ける線が引かれてしまったと感じています。
人々が殺され、彼らを覆ってくれる屋根を失わされ、住まいから追われていることには、心が痛みます。
数週間前には、誰がこんなことが起こると考えたでしょう。
私たちは、この戦乱の中心にいるわけではありません。しかし、私たちは、この世界的な惨劇から無関心でいることはできません。』」
スミルノワさんの踊りは、オランダ国立バレエ団の舞台で観られます(今年4月、ライモンダ)。
プーチンの犬のようなワレリー・ゲルギエフとはエライ違い。
(反対すれば、投獄され、迫害され、生きることさえ困難となるロシアなので、抗議できないというのは、他に生活の手段がない庶民であれば、理解できますが、ゲルギエフは、ロシア以外でいくらでも活動できるはずで、プーチンと癒着することによって手にした地位、利益を手放したくないのだとしか思えません。)