あなたは端の方でいつも静かに笑っていました。
あなたは芯の強い女性でした。
僕の出す調べ物の無理難題を、テキパキと処理し、いつも細やかな調査結果をまとめてくれました。
あなたは時に新人の女の子達にとって頼れるお姉さんでありました。
でも前に出ることは決してなく、静かに確実に、コツコツと仕事をこなしてくれました。
そしていつも端の方で静かに笑っていました。
でも皆はあなたの素晴らしさを知っていました。縁の下の力持ちで居てくれる、あなたの存在を皆が頼もしく思っていました。頼りにしていました。
そんなあなたが長く病と闘い、それを僕らに告げることなく逝ってしまうなんて。
あなたの辛さを想像しても、それはとても追い付けるものではなく、ただ胸が張り裂けそうになるばかりです。
あなたは最後まで自分を主張することなく、僕らの前からいなくなりました。
ただ亡くなった事実は、皆に伝わる様に、伝言を残してくれました。
本当にあなたらしい去り方だと思います。
皆で共有した時間、若かったあの頃。
思い出せば、いつも静かに笑っているあなたの姿があります。
あなたは僕らにとってかけがえのない存在でした。
森さん、ありがとうございました。ゆっくり休んで下さい。
そして僕らのこれからを、あの頃のいつもの様に、静かに笑いながら見守っていて下さい。




